EOS10D日記その3

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年8月31日 EOS 5D

フルサイズ出ましたね。1280万画素。見た目は20Dと同じですね。欲しいような気もしますが、8mmと300mmレンズしか使わない私には微妙なところ。8mmだと円周画像になるのはいいのですが、黒い所が増えるばかりで、解像度は特に上がらない。短辺が2912画素なので、逆にちょっと下がると思われます。15mmを使うのがいいかも。300mmの場合も、焦点距離が1.6倍でなくなるので、届かないかも。仮に1.6倍のところでクロップすると、1280/1.6/1.6=500万画素で、10Dより不利?

一方、12-24mmなどの広角レンズとか、ポートレイトのボケ味とか、風景とかは圧倒的に有利でしょうね。どうしようかな? 実物を触ってから考えることにします。値段は20Dの2倍くらいのようですね。


2005年8月28日 Sigma8mm円周魚眼による流し撮り

暇つぶしに江ノ電の円周魚眼レンズによる流し撮りをしてみたのですが、なかなか難しいものです。なにしろ電車との距離が3mほどしかありませんので、速度の遅い江ノ電といえども、ものすごいスピードでカメラを振らねばならず、全部振り遅れになります。いくつかの発見がありました。

・シャッター速度を遅くするため、F16以上絞る必要があり、ピンとは無限大でOK。撮像素子と後ろ玉のゴミが写るので注意。
・電車の先頭に合わせてカメラを振ると、電車全体を撮れない。全体と撮る場合には、最初から電車の中央部に合わせてカメラを振る必要がある。
・慣れると、電車の先頭、中央、最後尾と3回くらいカメラを振れるが、確率が悪い。修行が必要。
・電車の中央部を流し撮りした場合、振り遅れでも、どこか2箇所が止まることが多い。真正面の各速度が最大で、両端に行くほど角速度が遅くなるため。シャッタースピード1/15秒で少し振り遅れた場合、次のような絵になります。305のところと、EERのところが止まって、後は流れています。


2005年8月20日 YahooBB ADSLモデム復旧

新しいASDLモデムがYahooBBから届き、完全復活。無料。宅急便屋さんに古いモデムを返す必要あり。BB Phoneのノイズも解消された快調。8Mで今のところ支障ないので、しばらくこのままになりそう。BB Phoneのノイズに悩まされているかたは、モデムの交換をおすすめします。


2005年8月14日 YahooBB ADSLモデム故障

以前から不調だったYahooBB ADSLモデムがついに壊れた。電源が全く入らない。ちょうど5年くらい。そろそろ寿命か。さっそくYahooに電話して新しいのを送ったもらった。現在8Mなので、ついでに12Mに変えてもらおうと思ったが、一旦8Mで直してからの方がよいとのこと。8Mのモデムは古いので発熱がすごい。もうちょっと発熱しないモデムになるはず。ADSLが不通だと非常に不便。仕事用のPHS 128Kはやっぱり遅い。でも、何もないよりはまし。壊れるまでの症状は次のとおり。
・BB Phoneにノイズが入る。だんだんひどくなる。(約1年前)
・ADSLが切れる。一旦電源を落として冷ましたら復旧。(2日前)
・ADSLが切れる。復旧しない。仕方ないので、そのまま放置(1日前)
・ADSLモデムの電源がまったく入らない。(故障当日)


2005年8月6日 ワイヤレスコントローラLC-5セット購入

デジタルカメラマガジンで購入検討中と書いたキヤノンのワイヤレスコントローラLC-5セット http://cweb.canon.jp/camera/eos/accessary/detail/0295b001.html
をついに購入しました。在庫はないと思っていたのですが、大手量販店で聞いてみたら、何と2台も在庫あるとのこと。本格的に出荷が始まったようです。縦位置で使った場合、受信部を下向きに取り付けることができ、改造なしでポールパノラマに使えます。バッテリーは受信機、送信機とも単三乾電池4本。使っていないニッケル水素電池がちょうど8本あるので好都合。

早速江ノ島でテストしたところ、結果は上々。真夏の晴天下でも5mの距離で確実にシャッター切れます。スペックが100mですから当然かもしれませんが。

LC-5を誰が買うのか考えてみました。
1. セルフポートレート。3.5秒後にシャッターが切れるディレイモードがついており、送信機を隠すことができます。
2. 野鳥、野生動物などの撮影。人の気配を消したい場合、危険な動物の場合、同時に何台ものカメラをレリーズしたい場合など。
3. ポールパノラマ。私だけ?


2005年8月3日 英語版チュートリアル

以前英語でQTVRの作り方の問い合わせが時々あるのですが、いちいちメールで回答するのは面倒なので、英語版のチュートリアルを作りました。いままでの10D日誌の記事を元に、QTVRの作り方を分かりやすく解説しておきました。カメラとレンズをまだ買っていない人のために、サンプル画像付です。英語と言っても、とても簡単な単語しか使ってませんので、誰でも読めると思います。


2005年7月30日 英語版BBS作成

英語版BBSを探していたのですが、いいのが見つからなかったので、wforam.cgiを英語版に改造させてもらいました。といっても、単に表示を英語にしただけで、CGIプログラム自体はまったく同じです。日本語が書けない方はこちらに書き込んでみて下さい。


2005年7月27日 Sigma8mm故障

といっても私のではありません。keijiさんのです。私のSigma8mmは”2005年2月14日 SIGMA8mmF4(EOSマウント)絞り非復帰問題”で壊れたと思ったのですが、修理しないまま、自然復帰してしまいました。掲示板から引用します。他の方も同じ問題が出た時、参考にしてください。

keiji:
ついに私のSigma8mmも故障です。
ksmtさんと同様に絞りが不調!ほとんど真っ暗まで絞られちゃって。。。
最初はカメラが故障かと思いましたがレンズを変えたら問題無いので、レンズの問題と。
最後には元に戻らない状態だったのですが、ksmtさんの書き込みを見て、
F32まで絞ってシャッター切ったら復帰しました。ちょっと不安。
ksmtさんの8mmはその後、如何ですか?

ksmt:
やっぱり出ましたか。10D日誌が役に立ってよかったです。Sigma8mmで大量に撮影する人は我々以外にはいないんでしょうね、きっと。ヨドバシの店員さんは、そんな話聞いたことがないと言っていましたので。
私のレンズはその後快調です。冬の戸外でだけ現象が出ていたので、てっきり寒さが原因だと思っていたのですが、そうではないようですね。明らかに絞り羽根が不正に噛み合っていますので、空シャッターを切りまくって、なじませれば直ると思い修理には出しませんでした。空シャッターはシャッターに良くないので、プレビューボタンを押しまくった方がいいかもしれません。
私と同じなら修理に出さなくても自然に直ると思います。一度修理に出して、シグマの意見を聞きたい気もしますが、修理期間中困りますので難しいですね。もう一度同じ問題が出たら、その時こそ修理に出そうと思います。きっと保証期間が切れた直後に出るんでしょうね。
この問題は決して悪いことばかりではありませんでした。絞り開放で撮影すれば、この問題は絶対出ません。パンフォーカスをあきらめてボケを積極的に使ことを思いつきました。これで典型的なパノラマとは違う方向が存在することに気づきました。

keiji:
sigmaのサポートに電話したのですが、修理に時間がかかりそうなので、
もうしばらく様子を見てみます。

ksmt:
Sigmaのサポートの対応はいかがでしたか? 原因について何か言ってましたか? 修理って、何日くらいかかるものなのでしょうか?この故障は最初おどろきますよね。ファインダーが急に真っ暗になったので、自分の目が悪くなったのかと思いました。

keiji:
サポートの方に、過去にこのような故障はないのか聞いてみましたが、
それについてはコメント無しで、見てみないと分らないような感じの対応でした。
工場に送るので10日前後かかるのではと話してました。

ksmt:
よく考えてみると、8mmレンズのF32の時の絞りの直径は計算上0.25mmです。この極小絞りは作るの難しいですよ。50mmの標準レンズならF32でも計算上直径1.5mmの絞りで済むんですけど。


2005年7月22日 デジタルカメラマガジン8月号掲載

デジタルカメラマガジン8月号の195ページ ”玄人の道具箱” に ”パノラマ撮影 アンテナポールを使用した超長一脚” という私の書いた記事が出ています。keijiさん早速発見して頂きありがとうございました。誰も気がつかなければ自慢しにくかったので、助かりました。デジタルカメラマガジン8月号をお持ちの方は、是非ご覧下さい。


2005年7月17日 TS-E54mmF4.5?

CANON TS-E24mmF3.5Lを持っているのですが、ほとんど使っていない。PECさんのように活用しようと、時々持ち出すのだが、結局使わずに持ち帰ってばかり。やっぱりTS-E45mmF2.8の方がいいのかななどと思いつつ、TS-E24mmの後玉を見ると、随分奥にある。試しに買ったばかりのエクステンダーEF 1.4xを恐る恐る取り付けてみると、後玉との干渉はないようだ。シフトもティルトも問題なし。メーカーのサポート外なので、露出計は連動していない。エクステンダーを取り付けない時の値が表示されている。しかし、TS-Eレンズは元々AEで撮るレンズではないので、気にならない。(ティルト、シフトをしない状態では露出計正しいので、マニュアルで露出を決めた後、ティルト、シフトを行う) 10Dの場合、焦点距離1.6倍なので、24mm x 1.4 x 1.6 = 約54mm F4.5のできあがり。何とか使えそう。F4.5でもピントは薄く、ティルトの効果は明らか。問題は画質。にじみが出ている感じ。被写体にもよるが、あまり期待しない方がよさそう。でもちょっと得した感じです。


2005年7月16日 高校野球

高校野球神奈川県予選を見に行きました。目的は照りつける太陽と応援団の汗を主題としたQTVRの撮影。残念ながら知り合いの出ている試合ではありません。入場する時、見知らぬ高校の父母の一団の中に入ってしまいました。すっかり父母と間違えられて、メガホンをもらったり、お茶をもらったり。入場後、先生から応援の注意事項を聞くことに。私の場所は先生の目の前。最近応援中の女子生徒をねらった盗撮が多いため、父母は不審者を応援団に近づかせないようにとのこと。私は思わずうなづいたのでした。ということで、一枚も撮影できずに試合観戦となったのでした。息子が高校野球をやるまで、後2年ほど待とう。


2005年7月11日 貼り付けQTVRの作成方法

最近別の場所で撮影した写真を貼り付けたQTVRが多くなってしまいました。真実ではありませんが、その場の印象を伝えるには大変有効です。今のところ、次のような簡単な方法でやっています。

1. 背景の撮影。普通のQTVRと同じようにEquirectangular画像を作成。

2. 貼り付けるものの撮影。
 2.1 寄れる場合には、円周魚眼を使う。自然な合成ができる。カメラの高さだけ合わせる。(カメラの高さが合っていれば、ノーダルポイントが出ているのと同じ効果があります)
     作例は http://www.ksmt.com/panorama/050701esec/050701esec.htm

 2.2 寄れない場合、暗い場合などは普通のレンズを使う。例えば50mm。どうせ合成結果は不自然になるので、自由に撮影して下さい。
     作例は http://www.ksmt.com/panorama/050615disney/cast1.mov

3. 貼り付ける画像をPanoramaToolsで処理。適当に並べてPhotoshop without feather (.psd)で出力するだけ。コントロールポイントなどは不要。普通のレンズを使った場合にはFOVを変えて出力する絵の大きさを調整する。この処理により、クイックマスクレイヤーが作成されるので、Photoshop Elementsでも簡単にレタッチ出来る。

4. 1.で作成した画像をPhotoshop (Elements)で開き、3.で作ったレイヤーをドラッグ&ドロップする。クイックマスクを書いたり消したりしてレタッチ。各種調整。影付け(私はやってませんが)など。

5. 4.で作成したEquirectangular画像を普通にQTVRに変換

是非お試し下さい。


2005年7月10日 フルスクリーンQTVR

フルスクリーンQTVRを作ってみました。だいたい皆さんと同じやりかたのようですので、掲示板から転記します。作例は 
http://www.ksmt.com/panorama/050701esec/050701esec.htm

<A href="#" onclick='window.open("mid2i.htm", "new", "fullscreen=yes"); return false'><IMG src="p-mid2is.jpg"></A>

##### mid2i.htm #####
<EMBED src="mid2i.mov" autohref="true" scale="tofit" width="98%" height="93%" pan="60" fov="70" tilt="-10" controller="true">

pan, fov, tiltがここで指定できるのはありがたいですね。同じ.movでも違う見せ方ができますね。


2005年7月9日 EF300mmIS USM故障

先週の日曜日に野球の撮影をしていたところ、EF300mmIS USMで時々Err 01が出ます。最初原因が分からなかったのですが、どうやらISの揺り戻し(ISが最大まで補正され、さらにそれを超えるとレンズが一気に元戻る現象)が起こるとErr 01が出るようです。一旦レンズを付け直して、電源を入れ直すと復活します。野球を撮影しているときには、しょっちゅうISの揺り戻しが起こりますが、これを故意に起こそうとすると、これがなかなか起こせない。マニュアルフォーカス(このレンズでは全く使いませんが)もだいぶ前から故障しているし、そろそろ修理に出すしかないかな。

このレンズ、1年半ほど前に中古で8万円で買ってから、多分1万枚くらいは撮影しています。このレンズは優れもので、気に入っています。10Dだと480mmF4になり、野球にはぴったりです。手ぶれ補正を使って手持ちで撮りだすと、一脚なんて面倒くさくて使えません。前のオーナーがどれほど使ったかは分かりませんが丁寧に使っているので、外側は無傷。多分製造から5年ほど経過しているので、中は相当くたびれているのでしょう。

以前から探していたエクステンダーEF 1.4xの安いのが見つかりました。中野のフジヤカメラで型落ち在庫品が(1.4xIIではありません)27,800円で出ていました。新品保証書つきで中古より少し高い程度。300mm修理中は70-200F4にこれをつけようと思っています。F5.6になるので暗いですが、なんとかなるでしょう。


2005年7月8日 水平は必要か?

何となくQTVRパノラマは水平(一脚は垂直)に撮影しなければならないと思っていた。しかし、実際には手持ち撮影が多く、 水平が全然出ていなくても問題なくスティッチできる。考えてみれば、これはすべてPanoramaToolsのおかげ。 もともと水平が出ていなくてもスティッチできるように設計されている。そこで、45度、垂直(一脚は水平)で撮影してみた。 結果は全く問題なし。垂直回しの作例は ../panorama/050524enoshima/050524enoshima.htm

PTGuiでは次のように見えます。
垂直回しの場合:


45度回しの場合:


PanoramaToolsをお使いの方は、水平は気にせず撮影しましょう。後で何とでもなります。ノーダルポイントだけ注意しましょう。


2005年5月22日 超長一脚改造

アンテナポールは大変使いやすいのですが、伸ばすときに倒れる危険があります。倒れる原因はポールを伸ばすとき、右手と左手が近くに来てしまうためです。ポールの下が固定されていれば、片手でも倒れることはありません。そこで、足で踏んで固定できるようステップを取り付けました。材料はホームセンターで購入。合計300円ほど。鉄製なのでさびるかも。


超長一脚の全貌

 
パイプの穴を開けてボルトを通したいところですが、縮長が長くなってしまうため、外からU字ボルトで固定しました。地面がコンクリートのような硬い場合にはステップが一番下にあったほうがよく、土などの柔らかい場合には引っかかって回せなくなるので高い位置の方がよい。そこで位置を調整できるようにしました。U字ボルトのサイズをパイプの太さにぴったり合わせたので、絶対緩みません。ちょっとステップが大きすぎたかも。

 
ポールの先端は6mmのISOネジが切ってあります。6mmの蝶ネジ一本でしっかりヘッドを固定できます。

 
もう1点問題になるのはリモートケーブルです。10mの延長ケーブルしか売っていないので、余ったケーブルの処理に困ります。釣具屋と電気屋で適当なリールを探したのですが、ちょうど良いものがないため、柔らかい木材で作りました。ものすごい古典的なものです。メスのコネクタを穴に押し込みました。ここにリモコンを接続します。シャッターが切れると、ポールから振動が伝わってよく分かります。まるで魚釣りですね。

KissDなどのカメラにはワイヤレスリモコンがあるようですが、日中晴天下で太陽に向かって5mの距離届くのでしょうか? もし確実に届くようであれば、是非使ってみたいです。


2005年5月21日 Nikon 8mmF8, 7.5mmF5.6

新宿の中古屋でNikon 8mmF8
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/nikkoresources/6070nikkor/fisheyes/rjohnson/8mmfish.htm
と7.5mmF5.6
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/nikkoresources/6070nikkor/fisheyes/75mm56.htm
を見ました。だいぶ古いもので、それぞれ7万円と17万円でした。ミラーアップしなければ使えないタイプです。ファインダーが使えないので、ストロボのところにファインダーを取り付けます。まるでFC-E8/E9の太い部分にカメラマウントを取り付けたような格好ですね。マウントの後に細い部分がフィルムの直前まであります。ニコンの歴史を感じました。

6mmF2.8と
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/nikkoresources/fisheyes/6mmf28.htm
6mmF5.6
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/nikkoresources/6070nikkor/fisheyes/6mm56.htm
も見てみたいものです。

kaneko-adさんから8mmF2.8のパノラマヘッドの写真を教えてもらいました。すごいですね。kaneko-adさん、ありがとうございました。
> NIKONの魚眼レンズも・・高いですネ
> こんなかんじかナ(型番は違うかも)
http://homepage.mac.com/wkaemena/Nikon8Head.jpg


2005年5月20日 超長一脚発見、パソコンメモリー購入DDR2 533 1GB SODIM

今日秋葉原をうろうろしていたら、富士無線電機(http://www.fujimusen.com/)に、なんと伸長5.5mの長一脚が売っているではありませんか。カメラ関係をあれだけ探してもなかったのに。Maldol移動用アンテナポールHP-5300というものです(http://www.maldol.co.jp/maldol/p4.html)。通販もしているようです。ご参考まで。

34mmくらいの太いアルミパイプを使った立派なものです。重さ1.5Kg、縮長1.4mの軽量コンパクトです。先端に6mmくらいのメスねじが切ってあって、私の自作のパノラマヘッドをうまく取り付けられます。1/4"ではないのが惜しい。6150円だったので、自作した直後にもかかわらず買ってしまいました。自作のは強度的な問題と、2本継ぎのため転倒の危険性が高いのですが、こちらは一本で立てたまままっすぐ上に伸ばせるので安全そうです。それに見た目がきれい。くやしいけれど。

なお、アンテナポール以外の用途で買っていく人が多いとのこと。サッカーの応援団が旗振り用に買って行ったりするようです。確かに応援の旗振り用に適当な長さ、強さ、価格ですね。

秋葉原に行った目的はVAIO S73用の1GBメモリーです。仕事用ですので、2GB積みたいのですが、最初から入っている512MBを捨てるのがもったいないので、当面1.5GBで使うことにしました。kakaku.comを見ようと思ったら、閉鎖していました。悪意の不正アクセスが原因とのこと。ほんとに迷惑な話ですね。

そこで秋葉原に直接行くという古典的かつ非常に楽しい行動に出たわけです。大手カメラ店ではパソコンと同時購入20%引きで3万5千円くらいでした。これにポイントがつきますので、実質3万2千円くらい。秋葉原で一軒目の店で聞いたところ、3万5千円とのこと。これならカメラ屋で買った方が安い。二件目は何と半額近い1万9800円。これはどう考えても安いので、即決で買いました。これが最後の一枚だったらしく、ちょっと得した感じ。家に帰って取り付けたところ、問題なく認識。

この店はCFカードも安くSandisk UltraII 2GBが2万円ちょいと掲示されていました。しかし、残念ながら売り切れ中。これはかなり安い気がします。2GBで他のブランドで一番安いのは1万7千円くらいでした。大きな価格表が店の前に出ていて、割と見つけやすい店でした。

他にもUSB Hub 980円とか、2.5inch HD 用のバスパワーのケース 1000円とかこまごまとした安いものを購入。久しぶりの秋葉原はなかなか楽しかったです。結局半日買い物ばかりで、撮影は0枚。


2005年5月18日 新パソコン5倍速

仕事用に新しいノートパソコンを買いました。Sony VAIO VGN-S73です。PentiumM 1.86GHz搭載。1.95Kgとモバイルとしては少々重いのですが、CPUが速いのと、メモリーが最大2GB搭載できるので仕事に使えそうです。

予想以上に速いですね。今使っているCeleron 1.5GHzのマシンと比較してみました。予想では3倍くらいかと思っていたのですが、実際はちょうど5倍。CPUのクロックはそれほど変わらないのに、実際の処理速度はずいぶん違うものですね。

比較条件:
3072x2048の画像5枚をPtGui+PanoramaToolsで4000x2000のPhotoshopに書き出す時間を計測。
比較結果:ちょうど5倍。
Celeron 1.5GHzマシン(FMV-BIBLO NM15B) 5分45秒
PentiumM 1.86GHzマシン(VAIO VGN-S73) 1分7秒

あまりに速度差におどろきました。但し、ハードのせいばかりではないかもしれません。ソフトもバージョンアップしました。PTGui 3.6 -> 4.1, Panorama Tools 2.5a -> 2.7.0.10 ソフトの速度比較はしていませんが、最新版の方が良さそうです。


2005年5月17日 QTVR撮影対決 三脚、一脚、手持ち

三脚、一脚、ポールパノラマ用長一脚(4.4m)、手持ち(つま先基準)、手持ち(近接撮影)でどの程度ノーダルポイントの精度に違いがあるか実験してみました。結果は次のとおり。天気は快晴。被写体はバラの花。

目的:QTVRの撮影方法によるつなぎ合わせ精度を比較する。

比較方法:
撮影:Canon EOS10D+Sigma8mmで縦位置で72度毎に5枚撮影。撮影方法によって被写体は異なる。本来の撮影目的に沿った被写体を選択。いろいろ考えたのですが、同じ被写体にすることは無理です。被写体によって撮影方法を変えることを前提に現実的な調査をしました。手持ちの場合、近接撮影になるので、どうしても不利ですが、承知でのテストです。

スティッチ:PTGui + Panorama Toolsでスティッチ。Optimizerの出力する結果の数値を比較する。コントロールポイントは各画像間2点(合計10点)。Optimize lens Field of View: off設定し、FOVは180に固定。PTGuiの他のパラメータはデフォルト値。
他の比較方法もいろいろ考えたのですが、ノーダルポイントのずれを計測する方法はなさそうです(そもそもどれだけずれているか計れれば、ずれません)。

三脚:超軽量三脚です(SLIK SPRINT)、雲台(Kenko FP-90 PRO)、パノラマヘッド(NIKON PANORAMA HEAD +自作)
Average control point distance: 1.65
This is very good
当然ですが、完璧ですね。

一脚:普通の一脚(Minette MP4)、パノラマヘッド(自作、レベラー付)
Average control point distance: 3.40
This is good
レベラーを見ながら回転しているので、ほぼ完璧。

長一脚(4.4m)
Average control point distance: 18.99
This is not so good
長くて先がゆらゆらしていましたので、こんなもんでしょう。ノーダルポイントのずれは大きいのですが、なにしろ全部遠景になってしまいますので、十分実用になりそうです。

手持ち(つま先基準)
Average control point distance: 28.50
This is not so good
予想外の悪い結果。もうちょっといいと思っていたのですが。

手持ち(腕を伸ばしての手持ち)
Average control point distance: 15.42
This is not so good
バラの中に手を突っ込んでの撮影。こちらは予想外の好成績。それほど近接撮影ではなかったことと、鉄製の支柱が良い基準点になったのかも。スティッチ時のコントロールポイントも設定しやすいです。手持ちでも何かノーダルポイントの基準となるものを見つけられれば結構うまく行くという例です。

手持ち(腕を伸ばしての手持ち)その2。手持ちは条件により大幅に結果が変わります。
Average control point distance: 38.02
This is
bad
近接撮影。花と葉しかないので、風で動いてしまい、コントロールポイントも設定しにくい。いつもこんなもんです。直線が少ない自然のものなら十分使い物になります。直線の多い人工物では苦しみます。しかし、この方法しか自由な構図を得ることができません。

作例は順次追加していきます。まずは結果だけ。


2005年5月16日 グリップオンストロボの簡易レフ板

ティッシュの箱を使ったストロボのバウンス+ディフューズ装置はSigma15mmでも大変使いやすいのですが、何しろ持ち運び難いし、格好悪い。そこでもうちょっとスマートな簡易レフ板を作りました。材料は白い下敷き1枚。100円也。その辺にあるクリアフォルダー1枚。セロテープ。

下敷きを羽子板の形に切って、ストロボの後にセロテープで止めます。クリアホルダーを適当に切って、ストロボの前にセロテープで止めて、下敷きを前に引っ張ります。セロテープをとれば、平たく収納できます。

小物の撮影にも、キャッチライトにも使えます。試しに香水のビンを撮影するとこんな感じ。野球のホームベースの形ですね。今度野球の集合写真を撮る時に使ってみたいと思います。下敷きは薄いので、光は半分くらい上に抜けます。室内では、バックも多少明るくできます。光量が足りないときには、下敷きにアルミホイルを貼ればよいと思います。広角で光がまわらない時には、アルミホイルをくしゃくしゃにして貼ります。


2005年5月15日 Nikon 8mm F2.8

厚木基地に行った帰りに、大和の中古カメラ屋さんに立ち寄ったところ、Nikon 8mm F2.8を発見。23万円也。はじめて見ました。ちょっとだけ触らせてもらいました。すごくきれいなレンズでしたが、さすがにこの値段では手が出ず。そう簡単に売れるものではないらしく、あわてなくてもいいとのことでした。ニコンのデジカメ持ってないので、買っても使えないのですが、機会があれば(多分ないと思いますが)、FujiのS3Proにつけて使ってみるのもいいかな。レンズの写真みつかりました。これですね。
http://www.mir.com.my/rb/photography/companies/nikon/nikkoresources/6070nikkor/fisheyes/8mm28.htm
感想は、
・でかい。Sigmaの4倍はありそう。(直径12.3cm)レンズキャップはどんぶりくらいの大きさで、ねじ込み式。
・重い。Sigmaの3倍は重そう。(実際には1Kg)手持ちは厳しい?
・長い。(14cm)パノラマヘッドも巨大なものが必要。ひとつの理由は回転式のフィルター内臓。何種類かのフィルターが組み込まれており、回転により選択できます(L1 A, Y48, Y52, 056 & R60)。デジタルだとフィルター面で反射するかもしれませんね。
・自慢できそう。誰に?


2005年5月14日 長い一脚の作成

本格的なポールパノラマのために、5mくらいの長い一脚が必要なのですが、市販されていないため、自作してみました。伸長2.8m、縮長1.4m。普通の一脚とつないで伸長4.5m。試しに使ってみたところ、なかなか具合よかったです。もちろん4.5mもあるので、取り扱いは難しいです。レリーズは10mの延長ケーブル購入。キャノン純正で8000円也。これが一番高かった。
材料は、
(1)キャンプ用と思われるアルミ製3段ポール。ポールを伸ばしてひねるだけで結構強く固定できます。一番太いパイプが直径25mm。これだけで長さ2.5mくらい行けます。980円也。フジヤカメラで購入。パイプの上下にネジがないので、1/4"ネジをうまく取り付けるのが工作の主な作業。
(2)写真用(多分照明用と思われる)の延長ポール50cm。片方にメスネジ、片方にオスネジがついている。強固。パイプの直径が28mmだったので、ひょっとしたらうまく25mmの本体につなげるかと思ったのですが、肉厚のアルミが使用されており(多分1.6mmくらい)、ぎりぎり入らない。1000円也。フジヤカメラで購入。ちょっと高いが、半分に切って片方だけ使うので、今回は500円分。
(3)ジッツオのローアングルアダプタG1235のジャンク品。どういうわけか、本体の細い方のパイプにぴったりはまります。2100円也。フジヤカメラ。使うのはパイプの部分のみ。太ネジ(メス)が切ってあります。台座のようなものと、太細兼用ネジは使いませんので、今回使うのは1000円分くらい。アルミの削りだしですので、強固。ちょっと贅沢ですが、この部分を強くしたかったので使いました。

完成図。縮めても1.4mもあるので持ち運びはちょっと不便。


頭の部分。ジッツオのパイプをすっぽりかぶせて、ネジ止め。太ネジ(メス)を細ネジ(オス)に変換。わっかをつけたのは、カメラ落下防止用と、リモートケーブルのガイド用。ジャンクとはいえジッツオのパイプに穴を開けるのは気がひけますね。


パイプをつないだところ。わずかに太さが合わないので、スリット切って、細ネジ2本で接続。超ネジを使って、取り外し可能にしてみました。強度は問題ないようです。


おしりの部分。細ネジ(メス)なので、三脚と直接つなげます。無理に押し込もうと金づちで叩いたので、塗装がはげています。


一脚とつないだ所。あまりに長くて撮影困難。一応まっすぐです。

作例は後日。


2005年5月6日 パノラマヘッド、一脚改造

先日発見したパノラマヘッド2号の問題点を改善。まずは、脱着時に思わぬネジが回ってしまう件。主に水準器と止めネジを兼用していたことが原因なので、水準器を別に取り付ける。近所のカメラ屋で水準器を物色するが、安くていいのがない。そこで休眠中の大型レベラーを細切れにして装着することにした(http://www.ksmt.com/eos10d/eos_nikki_body.htm#040419 で使ったもの。一年前は濃い緑色だったのに、ほとんど色が抜けている)。 これは泡が大きくて非常に見やすいが、大きすぎてそのままではヘッドに乗らない。そこで金鋸で細切れにして乗せた。ネジの部分は高さのあるものに変更。高さがあった方が締めたり緩めたりしやすい。水準器もネジも単純なものにしたので堅牢なはず。


次に一脚の改善。問題点は太ネジが長すぎて普通のリュックサックに入らないこと。見た目がよくないこと。細ネジに変換しないとパノラマヘッドがつかないこと。改善前の一脚は、http://www.ksmt.com/eos10d/eos_nikki_body2.htm#050219 で見られます。改造後、このようになりました。


太ネジ(メス)を細ネジ(オス)に変換するネジを作成。まず、1/4インチボルトの頭を金鋸で落とす。大きくてきれいなナットを作る(これは偶然の産物です。後で説明します)。1/4" -> 3/8"変換アダプタを探す(うちの中を探したら2個見つかりました。大き目の雲台の中にはたいていこれが入っています。ついでに雲台数えたら7個もありました)。


止めネジ注意事項:
下の写真の右下の止めネジは、カメラ店でよく売られていますが、一体形成ではないため強度がなく危険です。トルク制限を守って使いましょう(特に記載されていなかったと思いますが)。幸い今回はカメラを手で持っていたので落下しませんでした。指で締める分には問題はありませんが、パノラマヘッドごとねじると、オスネジが抜けます。抜けたネジをみると、メスネジの穴にただ叩き込んであるだけでした。買って一年ほどのものですので、古いのが原因ではないと思います。他のネジは、たとえプラスティック部分が脱落したとしても、カメラが落下することはなさそうです。壊れたメスネジを見ると、一脚の改造用に最適。そのままでは細ネジが通らないので、リーマーでグリグリと穴を広げる。リーマーの削りくずをみると、真鍮のような色の金属でした。


ちょっと前に700円ほどで買ったリーマーはとてもよく切れます。安物の電気ドリルは鉄の場合5mmまでしか穴を開けられません。アルミなら6.5mmの穴が開けられないこともないですが、とても時間がかかります。3mmの穴を開けて、リーマーでグリグリやった方が速いです。万力がないので、小さなものに電気ドリルで穴をあけるのは危険ですが、リーマーなら安全。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年5月5日 青空の処理
鯉のぼりのところで、空の微妙なレタッチが苦手と書いたところ、早速kaneko-adさんから技を教えて頂きました。試してみたところ、簡単でとても効果的な方法でした。ありがとうございました。

kaneko-adさんのBBSへの書き込み:
私の場合の裏技?は、Photoshopのなげなわツール(ボカシPxを適度に入力)で周辺を適度に含んで選択し、フィルターのぼかし(ガウス)で処理しています。これで綺麗なグラデーションになるはずです。

この方法を使う前と、使った後の例をのせておきました。
http://www.ksmt.com/panorama/050503koi/050503koi.htm


2005年5月3日 7枚継ぎ補足

昨日の7枚継ぎの説明に対して2点ほど補足があります。

2.5 Image Parametersの補足:
Yawが-180度の画像を選ぶ時には、動きのない画像を選びましょう。この画像は右端と左端にまたがる画像ですので、Photoshop で右と左にまたがったレタッチをすることはできません。

3.Photoshopでレタッチの補足:
上向き、下向きの画像のマスクを消すとき、右端と左端の高さを合わせましょう。これが狂うと、右端と左端がつながらなくなります。

パノラマヘッド2号を使ってみました。強度OK。クイックセットアップOK。ただし、三脚とつなぐネジに問題が発覚。何本かネジをつないでおり、意図しないネジが緩んでしまいます。こんな簡単なものでも、使うには慣れが必要なようです。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年5月2日 PTGui+APS-Cデジタル一眼レフ+円周魚眼レンズによる7枚継ぎQTVR作成方法解説

2004年11月21日にパノラマ合成方法解説しましたが、3枚の写真の例でした。現在は7枚継ぎをやっていますので、その方法を再度説明します。前提として、PTGui 3.6, PanoramaTools 2.5a以上、PanoCubeまたはPanoweaverがインストールして下さい。PTGui Project Wizardを使う方法もありますが、解説が面倒になるので今回は使いません。

1.撮影
縦位置(ポートレイト)で横方向に72度づつ5枚の写真を撮ります。さらに真上を一枚、真下を一枚撮ります。合計7枚。円周魚眼レンズの先端(ノーダルポイント)を動かさないことが重要です。露出はマニュアル、WB固定、フォーカス固定。

2.PTGuiを起動

2.1 7枚の写真をPTGuiにドラッグ&ドロップ

2.2 Lens Setting
    Lens Type: Circular
    Hor Field of View: 180 degree
    他のパラメータはそのまま

2.3 Panorama Settings
    File Format: Photoshop without feather (.psd)
    Projection: Equirectangular (for special panorama)
    Field of View: 360 (hor.) x 180 (vert.) degrees
    他のパラメータはそのまま

2.4 Crop
マウスで点線で表示される円を適当に合わせます。Apply to all imagesで全部の絵に適用されます。

2.5 Image Parameters
次のようにパラメータ設定しています。一枚だけ基準画像を決ます。普通Pitch/Rollが調整しやすい画像を基準に選びます。
(*1) カメラの向きによって-90または90を指定します。基準画像が傾いているときは、数値を指定してまっすぐにします。
(*2) -180を一枚作った方が、右端と左端をつなげる時楽です。
(*3) 基準画像のPitchが水平でない場合は調整します。
No Yaw Pitch Roll コメント
0 -180(*2) 0(*3) -90/90(*1) 横画像
1 -108 0 -90/90(*1) 横画像
2 -36 0 -90/90(*1) 横画像
3 36 0 -90/90(*1) 横画像
4 108 0 -90/90(*1) 横画像
5 0 90 -90/90(*1) 上画像
6 0 -90 -90/90(*1) 下画像

Image Parameter 設定画面

Panorama Editor 画面。ここで合わせ目を見ながら絵を移動できます。


2.6 Control Points
0-1, 1-2, 2-3, 3-4, 4-0 横方向の隣接する画像同士のコントロールポイントを決めます。一組あたり3点くらい。
5-0, 5-1, 5-2, 5-3, 5-4 上画像と横画像の間のコントロールポイントを決めます。一組あたり1点か2点で十分。
6-0, 6-1, 6-2, 6-3, 6-4 下画像を横画像の間のコントロールポイントを決めます。一組あたり1点か2点で十分。

2.7 Optimizer
Anchor image: 基準画像を指定します。この画像のパラメータは変わりませんので、これが間違っていると、全体がゆがみます。
他のパラメータはデフォルト。特に建物が写っている場合には、建物がはっきり写っている画像を基準画像に選び、建物がまっすぐになるようマニュアルでパラメータを調整します。
もし、Optimizerでどうしてもうまくスティッチできない場合には、Window->Panorama Editorでインタラクティブにスティッチしてしまってもかまいません。
手持ちで撮影した場合にはOptimizerはBadと言ってきますが、気にせず前に進みましょう。Photoshopでがんばれば何とかなります。

2.8 Preview
Width 800, Height 400程度を指定。遅いので最近は使っていません。Window->Panorama Editorで見たほうがはるかに速いです。

2.9 Create Panorama
Width: 4000
Height: 2000
Output file: 出力ファイル名(.psd)
他はそのまま
Create Panorama! ボタンを押してできあがり。

2.10 File -> Saveでパラメータをすべて保存します。

3. 出来上がった.psdファイルをPhotoshopでレタッチします。主にマスクレイヤーを消したり書いたり。レタッチ後、jpegで書き出します。

4. PanoweaverまたはPanoCubeでQTVRに変換。
私はPanoweaver持っているので、Panoweaverで変換しています。PanoCubeの場合はjpegをドラッグ&ドロップするだけ。

以上です。慣れれば簡単です。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年5月1日 パノラマヘッド2号完成

前回の200円のパノラマヘッド1号の使用経験を元に、2号を作りました。テーマは堅牢、コンパクト、使いやすさ。
材料費は、厚さ5mmアルミ板一枚約千円、長さ10mmの1/4インチネジ約100円。カメラ用L字アングル約1700円。合計3000ほど。ただし、工具をかなり買いました。さすがに5mmの板は厚いですね。電気ドリル1700円(超安物)、ドリル刃セット15本セット約1300円、リーマー700円、金鋸300円など。

5mm厚のアルミ板を次のような形に切り、6.5mmほどの穴を3個開けます。これでおしまい。簡単です。


これとL字アングルをナット2本で取り付けます。前後に10mmほど調整できるようにしました。細長い穴をきれいにあけるのは結構面倒ですね。市販のカメラ用ブラケットではネジ一個で止めることになり不安定でしたが、ナット2個だと格段に安定します。


L字アングルはメスネジになっています。止めネジとレベラーで雲台とつなぎます。このレベラーは水平が見やすくて便利です。


三脚につけるとこんな感じです。全部5mm厚のアルミ板でできていますので、以前より堅牢で小さくできました。市販のL字ブラケットはカメラが取り付けやすく、動かないので助かります。1号はネジとワッシャーを別に持ち歩かなければならず面倒だったのですが、2号は一体型ですので、持ち運びも楽です。
1号はシャッターボタンが上に来るように作りましたが、2号ではプレートを裏返せば、逆にもつけられるようにしました。これは、リモートスイッチの端子が上に来て、リモートスイッチをつけやすくなりました。
 
この写真では三脚の上に自由雲台をのせて、さらにその上にパノラマアジャスターをつけています。自由雲台で水平をとれますので、三脚の設置時に水平をとる必要はありません。ただし、この構成で使うのは夜景だけです。昼間はほとんど手持ちです。一脚を2本つないでカメラを高く上げるポールパノラマでは、一脚に直接パノラマヘッドを乗せます。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年4月30日 パノラマヘッド改造準備、アブ

100円のアルミブックエンド2枚を瞬間接着剤で張り合わせて作ったパノラマヘッドは、大変使いやすく、ずいぶん活躍してくれました。昼間なら全く問題ありません。ただ、夜景には無理があります。強度不足のため、カメラが揺れてしまいます。そこで、パノラマヘッド2号の製作にかかりました。第一案はブックエンドを5枚に増強。接着剤で張り合わせて、後はドリルで穴を開けるだけなのですが、これがうまく行かない。長時間ドリルをまわすと接着剤がはがれて、一枚づつにバリが出てしまいます。結局接着剤をはがして、一枚づつ穴を開けて丁寧にバリ取りをして、再度接着。ところが、作業中に微妙な狂いが生じており、ぴったりと接着できません。ということで安直な第一案は廃案に。

第二案としては市販のカメラ用L字アングルと自作ステーの組み合わせ。5mm厚のアルミ板を千円ほどで購入し加工後、ボルトでL字アングルに組み付ける計画。材料だけ買いましたが、工作は後日のお楽しみ。他にも前からほしかったリーマーと金鋸を買いました。1700円の電動ドリルが非常に非力ですので、小さな穴を開けて、リーマーで必要な大きさまで広げるつもりです。

夕方、近所の公園に自転車で行き、藤の花の撮影。小さな藤の木ですが、夕日をあびてなかなかきれいでした。QTVRの中のアブはSigma15mmで別撮りです。ストロボを持っていなかったので、内臓ストロボ使用。接写では内臓ストロボはケラレルので、左手の手のひらでバウンス。横着ですが、ピクセル等倍でこのくらいはいけます。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年4月16日 QTVRの再レタッチ

上下左右360度のQTVRは、いくら丁寧のレタッチしても、後で見るとアラが目立ちます。今日は、もくれんと東京ドームの再レタッチ作業。だいぶ改善されました。今日は中学野球の公式戦を見に行っていたので、撮影なし。

最近、7枚継ぎが多いので、パソコンの処理時間がかかるようになりました。Celeron 1.5GHz, 512MBメモリーでは限界かもしれません。撮影よりも後処理に時間かかってしまいます。新しいパソコンの購入検討します。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年4月10日 10D用バッテリーBP-511ディスチャージ

10D用のバッテリーBP-511及び互換品4個とも健在です。純正BP-511はリチウムイオンのくせにメモリー効果がひどくいのですが、毎回ディスチャージしてやれば十分使えます。ディスチャージの方法は、電源を入れっぱなしで一晩放置します。要は、省電力機能をオフにして、常に電源ONというわけです。これで、一回の充電で約500枚は撮影できます。10Dを買ってから約5万枚撮影しましたので、電池4個のローテーションで合計100回の充電。一個あたり25回。まだまだ頑張ってもらわねば。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年4月9日 改造一脚実戦投入、現像パラメータ

桜が咲いたので100円で買って改造した一脚を実戦投入。一脚を2本つなげて3メートルくらいまで伸ばし、桜の枝の間に差し込みます。これで上下左右360度桜の花だらけのVRが作成できます。一脚が2本ともレバー方式のためセットアップが簡単。ただし3メートルもあると強度不足でちょっとふにゃふにゃ。1Kg以上あるカメラを乗せるので、周りに人がいないことを確認して使用。なかなかのできばえ。

10Dの現像パラメータセット3を変更。今までは、次のような現像パラメータセットを使っていたですが、変更しました。
セット1 コントラスト+1 シャープネス+1 色の濃さ+1 色合い0
セット2 コントラスト+2 シャープネス+2 色の濃さ+2 色合い0
セット3(旧) コントラスト−1 シャープネス−1 色の濃さ+1 色合い0
セット3(新) コントラスト−1 シャープネス+2 色の濃さ+2 色合い0
ネガフィルムのようなねっとりとした感じで、かつコンパクトデジカメで撮影したようなシャープネスかけすぎの感じが、なかなか気に入りました。QTVR用の撮影ではRAWはデータ量的に厳しいので、JPEGに頼らざると得ません。10DのRAWはだいたい10MBくらいなのですが、QTVR作成用には1カットあたり8枚(横5枚+上下2枚+区切用ブランク1枚)ですので約80MB。これでは1GBのCFで12カット、4GBでも48カットしか撮れません。仮に4GBのCFをたくさん準備したとしても、とてもパソコンで現像パラメータを追い込む気にはなりません。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年4月3日 つくしと東京ドーム
午前中はつくしの撮影。つくしが伸びきっているので、何とか穂先を青空に抜ける。カメラは手持ちで地面につけている。地面に穴を掘らない限り、これ以上のローアングルは無理。Sigma8mmといえど、いくら絞ってもレンズ前数センチのつくしからのパンフォーカスにはなりません。この辺は適当にレタッチでごまかしましょう。

夕方から東京ドームへ巨人広島戦観戦。観客席に円周魚眼を向けるのは勇気がいります。観客までの距離は2m足らず。前に立って撮影すると試合が見えなくなってしまうので、怒られそうです。当初巨人が打って観客が盛り上がったところを撮影しようと思ったのですが、断念。平凡な構図とするかわり、ビール売りのおねえさんをたくさん入れることにしました。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年3月27日 KissDN, 20D

KissDNが軽くて良さそうなのですが、撮像素子が10Dとか20Dよりちょっとだけサイズが小さいようなのでSigma8mm円周魚眼がケラレないか心配でした。近所のカメラ屋さんにSigma8mmを持ち込んで試し撮りさせてもらいました。ついでに20Dも。結果はKissDは右側がほんの少しだけケラレるようです。左側はなんとか入っています。ファインダーで見ると、ものすごくケラレています。これは視野率の問題ですので予想通り。液晶モニターで再生してもやはりかなりケラレていました。これでは使えないと思ったのですが、パソコンでjpegを開いて見るとカメラでの再生よりはだいぶましでした。どうやら液晶モニターの視野率が100%ではないようです。これなら何とか使えそうです。絵はPTGUIのCrop画面です。

KissDN

やはり右側が少し切れていますが、気にするほどではないかも。カメラではファインダーでも液晶でもかなり切れているように見えたのですが、実際の画像はそれほどでもないようです。

20D

右がほんのわずか切れていますが、10Dとほぼ同じ。10Dでもときどき右側が切れることがあります。レンズを一回はずして付け直すと直る時があります。レンズのマウントの遊びの範囲でしょう。それにしてもキャノンのカメラはどれもCCDが真ん中についていません。少し左です。普通のレンズでは分かりませんが、円周魚眼では非常によく分かります。

10D(参考)

このように右端は通常ぎりぎりケラレません。ただし、前述のようにレンズの付け方によって、時々ケラレます。多分20Dは10Dと同じだと思います。ちなみに、上の絵の大きさの違いがそのまま画素数の違いを表します。800万画素と600万画素では、思ったより大きな違いがありますね。KissDN 3456x2304, 20D 3504x2336, 10D 3072x2048 ピクセルです。

ということでKissDNのケラレ調査は終了したのですが、機種決定には至らず。20Dが結構安くて1GのCFがもらえるキャンペーンもやっているので、20Dも捨てがたいところです。電池とレリーズも共通ですし。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---