EOS10D日記その2

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2003年3月26日 タクシー、夕日、今後の題材

タクシー:
久しぶりに深夜4時ころにタクシーで帰宅(もちろん仕事です)。新横浜国際ホテルの前に停まっている個人タクシーはサービスがいいと聞き乗ってみました。乗車すると栄養ドリンクをポケットティッシュのサービス。高速はETCで通過し、領収書もらわないので、支払いどうするのかなと思っていたら、高速代はサービスとのこと。さらに料金を少し負けてくれました。本当にサービス良かったです。

夕日:
朝遅く起きると快晴。近所へ散歩に。城址公園はモクレンの花盛り。一旦帰宅してパノラマ合成。日没前にマンションの11階に行ってみると、夕日が富士山に沈むところ。12−24mmと300mmでちょっと撮影。300mm(35mm換算480mm)はさすがに超軽量三脚では画面がふらふらします。70−200mmにすればよかった。300mmでは富士山だけで画面がいっぱいで、さすがに長すぎました。

今後の題材:
●うさぎとかねずみとか子豚とかの小動物を40センチくらいの円にずらっとならべて、円の中心から地面すれすれのローアングルでパノラマ撮影。小動物を貸してくれるところはない?。
●人を1mくらいの円にずらっと並べて、円の中心からパノラマ撮影。できれば中心から均等にライティング。顔が写るとWebには掲載できないかも。その前に協力者はいる?
●半水中パノラマ撮影。下半分が水中で上半分が空気中。水中には魚を、水面には水鳥を40センチくらいの円に並べて。これがほんとの魚眼レンズ。
●水中パノラマ撮影。魚のえさを持って。ダイビング習わないと。魚眼レンズ用の水中ハウジングも必要。魚露目8号でも可?(魚露目8号は超小型魚眼レンズです。普通の水中ハウジングの外につけられるようです。値段はたしか7千円くらい)
●空撮パノラマ。凧でやるのがもっとも簡単そうです。電動回転カメラ作る必要がありそうです。模型飛行機という手もありますが、こちらは練習が必要。後カメラを落下させる覚悟が必要。
●ステレオパノラマ。撮影方法も合成方法も不明。
●動画パノラマ。愛・地球博覧に行けば見られる?

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2005年3月23日 KissDNなど

KissDNなかなか良さそう。軽くて、シャッター音も軽そうで良い。もちろん安い。問題はインターバルタイマーが使えないこと。それに10Dより少しCMOSのサイズが小さいようなのでSigma8mmの円が長手方向で切れないか心配。今度カメラ屋にレンズ持参して調べてみよう。

一時は1Ds2を買おうと決めたのだが、高いし重いしで決断できない。1D2も高速連射がよさそうだが、あまり連射はしなさそう。

NikonのD2X+10.5mmというのも気になる。S3Pro+10.5mmもユニークでいいかもしれない。10.5mmしか使わないのであればD70の後継機でもいいかも。

10Dの電池などのアクセサリーが全部使えるという意味では20Dも候補。

今持っている10Dも好調なので、ずっと使ってあげたい。10Dは約5万枚撮影したが、目標の10万枚まで後5万枚も撮りたいなあ。

Nikon系を買った場合には、レンズの都合で10Dも一緒に持ち歩かなければならない。KissDNの場合はインターバル撮影ができない。結局重くなるので、できればボディーを2台持ち歩きたくない。

などと考えるのですが、全く結論が出ないのでした。

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2005年3月21日 腰痛

近所の城址公園にビデオカメラのインターバル撮影のテストに行ったのだが、うまく行かない。理由は、
・マニュアル露出に制限が多すぎる。明るすぎるようで、どうやっても暗く出来ない。
・インターバルが30秒、1分、10分しかなく自由に設定できない。
・DVテープにしか録画できない。インターバル撮影ではメモリースティック使えない。
ということで、やはり10Dでインターバル撮影をすることに。空全体に薄雲がかかっており、青空の色を出そうとするとISO100, F4.5, 1/3000という露出。デジカメのマニュアル露出は液晶モニターがあるので本当に便利。撮影している時はまったく面白くない空に見えたが、露出を暗めにしたせいで、太陽のリングが写っていた。肉眼ではまぶしくて、太陽がどこにあるのかすら分からなかったのに。

そうこうしているうちに、腰に違和感が。だんだん痛くなり、前屈すると痛い。立つ、歩く、寝るは平気。座ると痛い。これはまずいと思い、土曜の夕方から日曜の夕方までずっと寝ていた。おかげさまで、かなりよくなった。

月曜日は祭日。午前中、中学の野球の試合を見に行く。300mmF4ISでの撮影。手ぶれ補正のおかげで手持ちで楽々撮影できる。ただ、グランド全体がフェンスで緑色のフェンスで囲まれているので、フェンス越しの撮影。フェンスにレンズをくっつけても、AFは迷いまくり。緑かぶりがはげしい。後ボケはフェンスの模様にボケる。どれでも快晴なので、色は良く出る。F6.7まで絞っても余裕のシャッタースピード。最大の問題は野球帽のひさし。顔の半分が陰になってしまうのだけはどうしようもない。顔を写そうと思ったら逆光しかない。300F4ISは使いやすくてとても気に入っているレンズだが、最近MFが効かない。ピントリングをまわしてもスカスカ空まわり。AFは全然OK。普通はAFが先に壊れそうなものだが、変なレンズである。結局試合は一回戦敗退。

午後は自宅でお仕事。

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2005年3月13日 QTVRの作業マニュアル

孔来座亜(analyzer)さんがPTGui+PanoramaToolsの作業マニュアルを掲示板に書いて頂きました。ありがとうございました。引用させて頂き、私のコメントをつけます。ksmt>で始まる行です。

  PTGui + Panorama toolsを使用し、複数の円周魚眼画像の歪曲収差を補正して張り合わせ(ステッチ)処理により、CubicVR画像(.mov)の元となるEqui-rectanglar(等値長方形)画像(.jpgまたは.psd)を作成する。
 (特に、記述が無い項目は、既定値や無指定のままで良い)


(1)Source Images(元画像)
   撮影したJPEG画像をドラック&ドロップします。
   または、Add(追加)でJPEG画像を選択します。
   通常は2枚または3枚の円周魚眼画像で十分です。

ksmt> これは完全な円形の画像の場合です。撮像素子がAPSサイズのデジタル一眼の場合などは、両端が切れてしまいますので、その場合は5枚以上必要になります。私の場合EOS10D+Sigma8mmですと、縦位置撮影で72度づつ5枚撮影するのが最低線です。

(2)Lens Settings(レンズ設定)
   Lens type(レンズ種類):Circular(円周魚眼)
   Hor. Field of View(視野角):191
   (円周魚眼レンズなので、本来は180度だと思うのですが、色々な値で試行錯誤してみた結果、上記カメラとレンズの組合せでは、これが最適と思われる数値です)

ksmt> 私の場合180と入力しておいて、Optimizerの自動調整にまかせます。だいたい180度くらいだとoptimizer成功です。

Advanced(上級機能)
Lens correction parameters(レンズ調整要素指定):無指定
Image shift(画像移動指定):無指定
Shear(刈込指定):無指定
Use individial lens parameters for(個別レンズ要素指定の使用):通常は無指定


(3)Panorama Settings(パノラマ設定)
   Projection(投影): Equirectangular(for spherical panorama 球形パノラマ用)
   Field of View(画角): 360(hor.水平) x 180(vert.垂直)degree(度)

Advanced(上級機能)
   Feather width(境界ぼかし幅):40 pixels
   Interpolator(補間):既定値(Poly3)
   Morph-to-fit(貼り合わせのための変形):selected control points(変形対象コントロールポイント選択方式)
   (一般的には、後述のコントロールポイントに基いて変形させた方が、繋がりが良くなります)

Color correction(色調整)
Apply color correction(色調整適用)にチェック
Anchor image(固定画像):基準として固定する画像を選択する。
Correct(調整):Color & brightness(色と輝度)
   (ただし、画像によっては極端な補正が行われる場合があるので注意)

ksmt> 私はマニュアル露出、マニュアルホワイトバランスですので、この機能を使ったことありません。もし露出とホワイトバランスが固定できるカメラであれば、固定をおすすめします。

(4)Crop(範囲指定)
   円周魚眼画像の画像範囲を示す円の大きさと位置とを、マウスで指定する。
   一枚指定すれば、Apply to all images(全画像に適用)ボタンを押して全画像に適用し、さらに画像ごとに微調整する。


(5)Image parameters(画像変数設定)
   画像が小さいので、補正しても確認が難しいため、ここでは特に指定する必要はない。
Yow(横位置)
Pitch(高さ位置)
Roll(傾き位置)

ksmt> 画像が傾いているときには、PitchとRollを指定します。水平と垂直の分かりやすい画像一枚だけでかまいません。OptimizerのAnchor imageでこの画像を指定します。後はOptimizerがこれに合わせて、水平垂直を自動的にとってくれます。

(前後2枚貼り合せの場合の基準)
   Yow Pitch Roll
-90 0 0
90 0 0

(左右3枚貼り合せの場合の基準)
   Yow Pitch Roll
-120 0 0
0 0 0
120 0 0

(左右3枚と天地2枚を貼り合せの場合の基準)
   Yow Pitch Roll
-120 0 0
0 0 0
120 0 0
0 45 0
0 -45 0

ksmt> 天地のPitchは、私の場合90,-90を指定しています。多分あまり気にしなくてもいいようです。

(6)Control Points(制御基準点設定)
   貼り合せを最適化するための目安となるControl Points(制御基準点)を、1枚目の画像と、2枚目の画像の同じ場所を指定する。他の画像でも繰り返す。

   Morpfのチェックボックスに、チェックを入れておくと、指定した各制御基準点が自動的にMorph(変形)対象になる。

   ただし、後のプレビューで確認して見て、画像が流れるようなら、リストの中の変形に無理がありそうなControl Points(制御基準点)を右クリックして、Morphの指定を解除する。

ksmt> 私はMorphの動きが読めないので、ほとんどの場合Morph使っていません。強力な機能なので、今後の研究課題です。

(7)Optimizer(最適化)
   Run Optimizer(最適化実行)ボタンを押す。
   「This is good」というメッセージが出ると、最適化に成功したという事のようだが、私の環境では「Pixel Coordinates be positive」等のエラーメッセージや、「Optimizer results」に「・・・This is bad」等が表示され、未だ成功した試しが無い。
   しかし、それなりに最適化が行われ、自動的に画角や、Image parametersが修正される。
   次のPreview(プレビュー)で、最適化後の画像が真暗になった場合は、Panorama Settings(パノラマ設定)やImage parameters(画像変数設定)を、初期値に戻し、Optimizer(最適化)をしない。

ksmt> 三脚と水準器を使ってきっちり回転軸を垂直にし、パノラマヘッドなどを使ってきっちりノーダルポイントを出した場合には、Goodと出てきます。手持ちの場合には普通Badです。気にせずに先に進みましょう。

(8)Preview(プレビュー)
   表示に時間がかかるので、800x400pixel程度でPreviewして作成されるCubicVRの画像を確認する。
   ここで、画像が流れていたら、Control Points(制御基準点設定)に戻って、リストの中の変形に無理がありそうなコントロールポイントを右クリックして、Morph(変形)の指定を解除する。
   何回か、試行錯誤してみる。
   なお、このプレビュー画像を見て、画像の貼り合わせ部分の明るさに差がある場合には、レタッチソフトで元の円周魚眼画像の明度を調整してから、上書保存する。


(9)Create Panorama(パノラマ画像作成)
   File Format: 既定値のJPEG(.jpg)
         (Photoshopで修正しない場合)
         またはPhotoshop without feather(.psd)
         (Photoshopで修正する場合)
   Width(幅) 3000, Height(高) 1500程度で合成する。
  (SL300Rの画素数は、円周魚眼画像の直径とほぼ同じ縦方向で1536なので、円周魚眼画像2枚合わせても3000程度で十分だと思われる)
   PentiumIII(600MHz)で、40秒位で合成できる。

ksmt> 私の場合、10Dを縦位置で使っていますので、高さ方向で3000ドットくらい解像度があると思います。しかしこれではファイルが大きくなりすぎるので、4000x2000にしています。これだと後でQTVR(.mov)にした時、だいたい1MB、大きくても2MB以内に収まってくれます。

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2005年3月13日 QTVRの製作時間
孔来座亜さんからQTVRをひとつ合成するのにどれくらい時間がかかるかとの質問がありました、平均2時間と答えましたが、一昨日以前に約6時間、昨日6時間の計12時間で、4個でした。ですのでひとつ3時間ですね。以前はもっと速かったのですが、最近どんどん遅くなっているような気がします。以前は多少ずれていても気にならなかったのですが、最近は気になってしかたがありません。それで、一からやり直して、結果はやっぱりほとんど同じというケースが増えています。


2005年3月12日 PTGuiのmorph
孔来座亜さんからPTGuiのPanorama Settings->Morph-to-fitを使っているかとの質問があり、使ってみました。孔来座亜さんはSelected control pointsで良い結果を出されたとのことでしたが、私はどうやって選択するか分からないので、とりあえずAll control pointsでやってみました。結果は、手持ちで撮影したいいかげんな写真でもよく繋がります。ただし、次のような問題があります。私はPanoarama toolsのバージョンが25aを使っていますが、最新では良くなっているかもしれません。

問題点1:平面図(equirectabgular)ではうまく繋がっているが、平面図の右端と左端がずれている。最終出力がequirectabgularの場合は全く問題ないが、QTVRの場合は問題。立方体のjpg出力して修正することは可能。


問題点2:斜めにずれる。無理にコントロールポイントをあわせたため、無理に引き伸ばしたような所が時々みられる。私が見たのは一度だけ。横5枚+下1枚の時に発生。ちょっと修正不可能。

ヘルプにも書いてあるのですが強力に合わせこむのですが、時々変なことが起こります。元の合成結果があまりにもひどく、これくらいのずれは問題にならない場合には有効。All control pointsではなくSelected control pointsで慎重に選ぶなどの使いこなしが必要のようです。


2005年3月7日 panoramas.dkにリンク
(掲示板より転記)
ついにpanoramas.dkにリンク張ってもらいました。
  http://www.panoramas.dk/asia.html
しつこく2回もメール打ったかいがありました。一人前のVR屋になったようで、うれしい。英語のページを作ったかいがありました。

スゴイカウンターのユニークビジターを見ると、2005-03-06 23:53:55にpanoramas.dkからはじめて入ってきています。これが多分panoramas.dkの管理人のHans氏だと思います。

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2005年3月6日 後玉、タブレット
絞って撮影するとゴミが写るので、てっきりCCDのゴミだと思っていたが、CCDを見てみるときれい。試しに新品の15mmで絞って撮影してみると、なんとゴミは写っていない。8mmの後玉を見るとほこりだらけ。どうやら後玉のゴミが写っていたようです。掃除をするときれいになった。昔は後玉をせっせと磨いたものだが、最近はそんなことすっかり忘れていた。昔は最小絞りまで絞って撮影することがよくあったので問題だったのだろう。デジタルではF8より絞ることはほとんどないので忘れていても問題なし。後玉のゴミは絞れば写るし、開ければ写らないのは道理。CCDのゴミは絞りを開けても写りそうな気がするのはわたしだけでしょうか。新宿のキャノンで掃除してもらうのは先送りにしよう。

最近肩こりがひどく、さらに右手首の腱鞘炎が再発。腱鞘炎は腱に直接注射を打ってもらえば一発で直ります。でもすぐに再発。これはやはりマウスが原因と思われる。特にPhotoshopがいけない。MAC使いの友人に話したら、タブレットを使えばいいじゃんと言われた。そういえば、3年位前に買ったタブレットがお蔵入りになっている。これを引っ張り出して使ってみると実に快適。肩もこらない。但し慣れるまで半日くらいかかる。マウスと違って絶対座標系。タブレット上のある場所は画面上のある場所と常に一致する。マウスに慣れているとこれが使いづらい。20年くらい前は仕事でいつもタブレット使っていたので、使い方を思い出した。明日から会社でも使おう。ということで、やっと先週の渋谷のパノラマ合成にとりかかる。

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2005年3月5日 横浜三渓園、元町
梅がきれいらしいし、近いし、行ったことがなかったので、横浜の三渓園に行くことに。梅祭りをやっていて根岸の駅から無料バスが出ていたので、これを利用。この日は庭で琴の演奏があるらしい。梅は見ごろだったが、梅の撮影は難しい。振袖の娘さんの琴の演奏は良かったが、舞台の中で極端に暗いのと、遠くからしか撮影できないのでパノラマには不向き。古い民家を移築してあって、囲炉裏に火が入っていたのでこれをパノラマ撮影。パノラマ合成はまだ出来てません。来週やります。

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2005年2月27日 渋谷

天気が良いので渋谷の街まで遠征。ちょうど湘南新宿ラインに乗れたので、乗り換えなしで50分くらい。まずハチ公前で撮影。たくさん撮ったが、ビルの陰で暗い感じの写真になってしまい失敗。しかたがないので、日の当たっている109方面へ移動。街はものすごい人通り。これといった被写体もなし。放置自転車が置いてあり雑然とした感じ。そういえば渋谷自体が雑然とした街なので、放置自転車を主役に抜擢することを思いつく。自転車を思いっ切り大きく入れたローアングルでパノラマ撮影。QTVRにしてみると、ハチ公が自転車の隣に座って街を眺めている感じがしないでもない。
http://www.ksmt.com/panorama/050227shibuya/050227.htm
その後、雲がきれいだったので三脚を立てて雲の撮影。三脚は800グラムくらいの軽量のものだったが、カメラバッグを重石にしたのでブレなかった。出かける前に思い立ってセンターポールに穴を開けてカラビナを通し、バッグがかけられるようにしておいたのが成功。円周魚眼と対角魚眼使用。自動インターバル撮影なので暇。ファインダーをのぞいていると、ゆっくりできないが、自動撮影なので渋谷の街を歩く人をのんびり観察できる。

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2005年2月26日 雪、ホームページ

今日は小雪が舞う寒い日。トヨタにプリウスの修理代を支払いに行っておしまい。10DのCCDにいっぱいゴミがついているので、キヤノンに清掃に出そうかと思っていたのですが、新宿まで行くのが面倒なので中止。ゴミはF8.0位では写りません。F32では思いっきり写ります。でもF8.0以上に絞ることはまずないので、今まで実害はありません。今後、もっと絞ってパンフォーカスの写真をやろうと思うと、清掃が必要です。

暇なので、ホームページの衣替えをはじめました。全部バックアップしたらファイル数が7000を超えています。ちょっとびっくり。ksmt.comのレンタルサーバーは200MBですが、ほとんど満杯です。他の無料サーバーにも分散して結構な量があります。ところが、久しぶりにYahooBBにログインしたら、何と300MBもあるではないですか。今まで全く忘れていたのですが、これはラッキー。古いファイルはCGI関連分を除いて、こちらに引っ越そうかと思います。作業をはじめたのですが、フォルダーの構造がめちゃくちゃ。約10年に渡って増築を続けてきたので、迷路のようです。その間にホームページのテーマが、新作落語→家庭菜園(岸本農園)→少年野球→パノラマ写真と3回も変わっています。一度すっきり整理したいのですが、とてつもなく時間がかかりそうです。

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2005年2月20日 SIGMA 15mm対角魚眼テスト

天気予報は晴れだったのですが、曇り空。夕方になって少し天気が良くなったので近所の長久保公園にSIGMA 15mm対角魚眼のテストに出かけました。
まずは、雲の写真から。EOS10DにタイマーリモートコントローラーTC-80N3をつけて10秒のインターバル撮影。TC-80N3にはケーブルレリーズ機能のほかに、セルフタイマー機能、インターバル撮影機能、長時間露光機能。それぞれ自由に時間と枚数を設定できます。これらの機能を組み合わせることもできます。最近手持ちの撮影が多く、出番がほとんどありませんでした。南の空がちょうどいい具合に青空になったので、インターバル撮影開始。結構コントラストのある黒雲が流れてきて、写真はきれいに撮れました。解像度の調査ですので、私の標準画質のLarge Normalで撮影。でも、これは大失敗。後処理が大変。Macromedia Flashでjpeg sequenceの一括処理をしますが、Flashではこんな大きなピクセルの画像は扱えません。やむをえず一枚づつ縮小。
http://www.ksmt.com/panorama/050220sunset/kurokumo.htm

次に梅の花を使ってマクロ機能の調査。曇り空ですので、ストロボ使用。ストロボ(420EX)はレンズでけられてしまいますので、急遽ティッシュボックスで簡単なバウンス+ディフューズの箱を作成。私が考案したものではありません。どこかのカメラ雑誌に出ていました。材料はティッシュの箱と、アルミホイルとスーパーのビニール袋ですので材料費は0円。これをストロボの先につけて撮影。うまく光がまわってくれました。低い位置にいい花がなかったので、手を伸ばしてノーファインダーのAF撮影。こんないい加減な撮影でも、ピントが来て、シャープな絵ができました。中望遠マクロレンズとは違って、背景が広く映りこむので、雰囲気のある写真がとれます。背景の露出は良く考えずに写したので、ちょっとアンダー。10Dの絞り優先でストロボ使う場合、シャッタースピードをカスタムファンクションで1/200固定か、自動露出か選択できます。これ、いつも悩みます。1/200固定だと絞り優先とは言えないし、自動露出だとスローシャッターになってぶれるし。かえってマニュアル露出の方が便利かもしれませんね。
http://www.ksmt.com/panorama/050220sunset/050220ume.htm

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2005年2月19日 パノラマ用一脚改造

今日は雨で暇だったので、懸案の一脚改造を行った。目的はポールパノラマ用の一脚をレバー式にして、迅速な撮影を可能にすること。ポールパノラマとは、3−7mの高い位置からパノラマを撮影すること。円周魚眼を高い位置で使うと、空中から撮影したように見えるので面白い。ポールパノラマの見本は、
    http://www.panoramas.dk/fullscreen3/f11.html
今までは一脚とSLIK S-POLE II を接続して撮影していた。私の作例は、
    http://www.ksmt.com/panorama/041023asakusa/nakamise1.mov
ちょっと高さが足りないし、初期作品なので継ぎが甘い。S-POLE IIは一方の端がメスねじで、他方の端がオスねじなので、他の一脚や三脚とつなげられて便利な製品だが、レバー式ではないので、設置がちょっと面倒。路上ではすばやく設置しないと通行の邪魔になってしまうのでレバー式が有利。

先日ビックカメラで今はなきマイネッテの一脚を100円で購入。レバーが大きく結構しっかりしているが、石突部分がなくなっている。ここになんとは三脚のねじをつけてS-POLE IIのレバー版を作成しようと思いつく。


改造された石突部分。3/8インチの太ネジを叩き込んだ。一脚のパイプには溝が切ってあるので、真ん中からはちょっとずれる。隙間を埋めるために適当な金具が押し込んである。これは写真額のひもをつける金具。カメラをこれに結べば落下防止にもなる予定。最初具合良く叩き込めたが、抜ける心配をして楔をさらに打ち込んで太くしたり接着剤を入れたりして何度か抜き差ししているうちに、パイプがちょっと広がってしまった。これにより接続部分がちょっと曲がってしまった。こういうのは一発で叩き込まないとだめですね。


太ネジを細ネジに変換したところ。ここが小さいとカメラが安定しないので、大きなものを使う。カメラ屋で1100円位。実はこれは大きすぎ。円周魚眼ではではもろに写ってしまう。後で小さいものを探す予定。

他の一脚と接続したところ。真ん中にS-POLE IIを入れて3本の一脚を接続すると、伸長483cm、縮長156cmの長大な一脚となった。実はこれは長すぎ。リモコンのケーブルは80センチしかないので、私の身長+手の長さ+ケーブルで、多分300センチが限界。延長ケーブルを買えばさらに伸びるが、一脚の強度が不安。

一脚の反対側には、接続用のメス・メス変換ねじ。これはちょうど良い大きさ。

使用した材料は次のようなもの。
 
コンクリートに3/8インチネジを打ち込むための金具。楔を打ち込んで太さを変えられる。一本あればよかったのだが、10本単位でしか売っていなかった。ホームセンターで500円也。


3/8インチネジ。ホームセンターで長いのを買って、5cmほどに切断してもらった。100円+切断料50円也。1/4インチの細ネジはあまり多くの種類が売られていないが、3/8インチのネジは工事用で使われるせいか結構たくさんの種類が売られている。


その辺にあった額の金具。0円也。


メス・メス変換ねじ。一脚同士の接続に使用。カメラやで500円也。

その他の材料は、接着剤(200円くらい)。工具としては、やすりと金づち。やすりは、太ネジの端の処理に使います。切断したり金づちで叩いたりすると、ネジが入らなくなってしまいますので、やすりで削ります。

参考までに、SLIK S-POLE IIは次のようなものです。細い方がオスねじで、太い方がメスねじです。

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2005年2月17日 SIGMA 15mm 対角魚眼購入

以前から検討していたSIGMA 15mm対角魚眼を購入。高精細パノラマ用&海野和男氏風マクロ用。
ちょっとパノラマ試してみましたが、EOS10Dで上下左右360度カバーするには、少なくとも18枚は必要なようです。ちょっと厳しいなあ。画角的にはSIGMA12-24mmの12mm側と同じくらい。35mmフルサイズ換算では20mmくらいでしょうか。
一方マクロは15cmと予想通り強力です。固定フードの先からのワーキングディスタンスは3cmくらいでしょか。フィルム面から15cmですので、被写体にぶつけるくらいでちょうどよいようです。これは満足。ストロボはけられるので、何か考えなければ。とりあえず蛍光灯下で手持ちで撮影してみました。


F2.8開放で撮影すると被写界深度は浅いですね。ピントはファインダーでよく見えます。

ものすごく遠近感が誇張されるので、面白いマクロが撮れます。

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2005年2月14日 SIGMA8mmF4(EOSマウント)絞り非復帰問題

最近SIGMA8mmF4の絞りの調子が悪い。F5.6と設定すると、普通はシャッターを押した時に一旦F5.6まで絞られ、撮影後開放F4.0に戻るが、時々戻らないことがある。絞った状態で絞り羽根同志がかみ合った状態になる。この時レンズをカメラから取り外してみると、絞りっぱなしになった様子が見える。こうなると次にシャッターを押したときさらに絞られる。その後も、どんどん絞られていき、ファインダーが異常に暗くなって気付く。

レンズを買ったのが去年の8月で、最初にこの現象が出たのが同年11月。その後症状は悪化傾向。雰囲気的には、寒くなって油が硬くなったような感じ。寒い室外では頻繁に症状が出るが、室内では再現せず。F4.0開放では、もちろん問題は出ない。F4.5でも絞られる量はわずかのようで、問題は出ない。F5.6, F6.7, F8.0のあたりで問題が良く出る。F8.0より絞り込むことはまずないが、今まで問題が出たことはない。F5.6-F8.0という使用頻度の高いところで出るのが悩ましい。

ファインダーをのぞいて撮影している時はすぐに気付くので、たいした問題ではない。しかし、円周魚眼はノーファインダーでの撮影が多く、相当の枚数撮影してから気付くことが多い。シャッターチャンスを逃す可能性大。

現象が出てしまったら、絞りを32まで絞って、プレビューボタンを押すか、またはシャッターを切る。何回かやるうちに回復する。円周魚眼の場合にはほとんどマニュアル露出なので、これをやっていると、一旦決めた露出を忘れてしまう。

修理に出せばよいのだが、再現性がないし、このレンズがないと撮影に困る。代わりになるレンズがない。なにしろ現在売られている円周魚眼レンズはこれしかないので。(ロシア製のレンズもあるようだが) NikonかOlympusの8mmの中古が欲しいが、簡単には探せそうもない。もうちょっと様子を見て、保障期間中に修理に出すか決めなければ。

問題の写真は次のようなもの。
すべて EOS10D ISO400 F3.6 1/350(マニュアル露出)で撮影

    

対策をご存知の方がおられましたら、是非教えて下さい。掲示板(ksmt.com伝言)に書いて頂けると助かります。

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2005年2月13日 QTVRのためのレタッチ (Photoshop Elementsの場合)

QTVRのために上下左右360度の写真を撮影した場合、デジタルカメラのダイナミックレンジが人間の目より狭いせいで、露出が難しくなります。真っ赤な夕焼けと、それを眺める人を一緒に撮ろうとした場合、露出差が大きく両方を見せることができません。夕焼け空は非常に明るく、白く飛んでしまいます。人は非常に暗く、黒くつぶれてしまいます。このような場合、通常は人をシルエットで扱うより他ありません。でも、QTVRでは何とか人の表情を見せたい。

手間のかかる方法ですが、別撮りというのがあります。空の部分と、その他の部分を露出を変えて別々に撮影し、後で合成する。画質優先であれば、これは非常に優れた方法です。しかし、合成にあまりにも時間がかかります。私の経験では、数時間では絶対に作業が終わりません。数日かかると思った方が無難でしょう。合成の要素が少し増えると、手間は飛躍的に増えます。

もうひとつの簡単な方法は、Photoshopのマスクレイヤーを2枚ほど追加して、処理してしまう方法です。私が”2005.01.01 寒川宮山駅夕焼け”で使った方法を説明します。私はPhotoshopはあまり得意ではありません。Photoshopの専門家から見れば、ごく基本的な作業なのかもしれません。

マスクレイヤーの利点は、いうまでもなく補正値をいつでも簡単に変更できる点です。実際の画像のレベルを補正してしまうと、後で気が変わったときに再補正するのが大変な作業になってしまいます。

まず、原画はこんな感じです。空は明るすぎ、駅は暗すぎ、人の表情はまったく見えません。レタッチ作業ができないレベル。


そこで、レベル補正マスクレイヤー”レベル補正1”を追加します。(レイヤー → 新規レイヤー → レベル補正)

空の部分だけを黒で塗りつぶします。ここはレベル補正の対象からはずれます。
レイヤーパレットのレベル補正のグラフの絵をダブルクリックして、好みのレベル補正をかけます。
レイヤーパレットで、各レイヤーにパノラマ継ぎ用のマスクレイヤーが設定され、さらに全体に2枚のレベル補正マスクレイヤーが設定されているのが分かります。
すると、こんな感じの絵になります。駅の中が明るくなり、人の表情も見えます。レタッチ作業も楽。
空の色はマスクされているので変わりません。


空を暗くするために、マスクレイヤーをコピーして、”レベル補正2”レイヤーを作ります。(レイヤー → レイヤーを複製)
マスクを反転させます。(イメージ → 色調補正 → 階調の反転)
このレイヤーのレベル補正をします。反転してあるので、空の明るさだけを変えられます。
目で見た印象に近い夕焼けの色が出ました。これでレタッチ完成。

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2005年2月11日 インフルエンザ

先週の土曜日夕方からインフルエンザを発症。月曜日の朝近所の内科で鼻に綿棒を突っ込まれて検査したところ、B型インフルエンザと判明。すぐに抗インフルエンザウイルス剤”タミフル”を飲み始める。しかしながら、38度前後の熱が続き、水曜午後になっても尚38.5度。これ以上出せる薬はないようで、ビタミン剤の点滴。とにかく体中が痛く、ゆっくり寝ていられない。頭、耳、目、のど、肩、背中、肋間神経痛(これが特に痛い)など。去年はタミフルが効いて2日程で良くなったのに、今年はひどかった。丸5日熱が続いた後、6日目になってやっと熱が引く。皆さんもご注意下さい。尚、根本対策としては、やはり予防接種とのこと。

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2005年2月10日 PanoCubeの動かし方まとめ

孔来座亜さんから掲示板にPanoCUBEの質問がありましたので、
インストールの方法をまとめなおしました。

質問:
早速、インストールしてみたのですが、ドラッグ・ドロップしても
DOS窓らしきものが一瞬見えるだけで、画像変換されません。
ksmt.comさんの書かれているように、c:¥のルートディレクトリーに
スペースや日本語を使わない「PanoCUBE」と言うフォルダーに入れて、
デスクトップにショートカットを作成しています。原因が解りません。
何か解決のヒントをいただけると、ありがたいと思います。

回答:
多分PanoToolsのフォルダーがいけないのだ思います。
PanoToolsもスペースや日本語を使わないPanoCUBE
と言うフォルダーにコピーして下さい。
私のWindows XP環境で、次のようにすれば動作することを
確認しました。

1.http://www.panoshow.com/panocube.htm
からPC00292.zipをダウンロード。解凍レンジにて解凍。
d:\pcフォルダーに保存。

2.PanoTools25aもd:\pcにコピー。ドラッグ&ドロップ。
PanoTools25a/PanoTools/Helpers/PTStitcher.exe
をPanoCUBE.exeにドラッグ&ドロップ
デスクトップにショートカットを作っても問題ありませんが、
再度PTStitcher.exeをドラッグ&ドロップして下さい。

3.Equirectanglar画像をドラッグ&ドロップ
PTStitcherが走っているようなメッセージがでれば動作しています。

ksmt.com

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2005年2月3日 ニコン パノラマヘッド その2
 
ニコン パノラマヘッドの捜索を続けたところ、eBayに出品されているのを見つけました。#732723と書いてあります。私のとは違う番号ですので、これはシリアルナンバーでしょう。$175.00で入札がありました。私はこれより少し安く買っていますので、それほど高い買い物ではなかったようです。ただし、こちらには説明書がついています。上にのっているカメラはNikon SPのようです。この写真では良く分かりませんが、そう書いてありました。

他に、Leitzのパノラマヘッドが$299.00で出品されていました。どうやら12枚(30度)と8枚(45度)のめもりがあるようです。これも美しくて魅力的。

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2005年1月29日 ニコン パノラマヘッド

横浜の中古カメラ屋さんでNikon PANORAMA HEADというのを見つけて購入しました。
元箱と皮のケースつき。かなり古そうですが、ほとんど使われていなかったようです。

メモリを”・”に会わせれば、カメラを自由に360度回転させることができます。
また、3種類の焦点距離のレンズに対応したクリックストップがついていて、正確に角度を決めることができます。
銀色のわっかを焦点距離に合わせます。
35mm  45度
50mm  36度
105mm 18度
他に3種類の焦点距離には、メモリだけが刻印してあり、クリックストップはありません。
28mm  60度
85mm  24度
135mm 15度

パノラマヘッドなので当然ですが、下部に三脚取り付けねじ、上部にカメラ取り付けねじがあります。両方細ねじです。


皮ケースには NIPPON KOGAKU TOKYOと刻印されています。わたしゃてっきりNIHON KOGAKUかと思っていました。


お店の人に、どれくらい古いもので、定価はいくらだったのか聞いたのですが、わからないとのこと。
736299という製品番号のようなものが刻印してあったので、簡単にWebで調べられるかと思ったのですが、全くヒットせず。


Googleで"Nikon Panorama Head"で検索してみても、ひっかかってきたのは、次のページだけ。
http://www.mir.com.my/rb/photography/hardwares/classics/michaeliu/cameras/shared/ff2misc/ff2misc.htm
このページによるとNikon F/F2のアクセサリとのこと。Fの発売が1959年、F2が1971年、F3が1980年ですから、古くて45年、新しくて25年というところでしょうか。日本語のページは全く見つからず、当時の定価は結局分からずじまい。

購入の動機は36度のクリックストップがついている点です。私は普通EOS10D+Sigma8mm縦位置撮影で72度ごとに5枚の写真を撮影しますので、36度を2クリックづつ進めればよいわけです。昼間はいいのですが、夜はメモリを読むことは難しいので、クリックストップがあると助かります。ただ、手持ちの撮影ばかりなので、実践投入の機会は少ないかも。

ところで、中古カメラ屋さんに行っていつも思うのですが、CANONのAFレンズの在庫はニコンに比べて非常に少ないです。もう少し増えてくれるとうれしいのですが。ピント問題があるので、実際たくさん買うかどうかは別にして。

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2005年1月27日 PanoCubeの動かし方が判明

PanoCubeは、equirectabgular image画像(普通は横2x縦1の比率のJPEG)をQuickTime cubic movies(QTVR)に変換するフリーソフトです。
http://www.panoshow.com/panocube.htm
私が知る限りWindows版でフリーのソフトはこれしかありません。何度か試したのですが、どうしてもうまく動きませんでした。使い方としては、単にJPEGをドラッグドロップするだけなのですが。そこでしかたなく有料のPanoWeaverをこのためだけに使っていました。

メッセージボードというのがあったので見てみると、ちゃんと原因と対策が書いてあるではありませんか。インストールしたフォルダー名にスペースとか日本語が使われているとだめです。そうでないフォルダーにインストールしてみると、何事もなく動き出しました。

これが使えれば、ほぼフリーソフトのみでWindows上でQTVR作成ができます。

PanoCubeのHPに面白いサンプルがありました。きのこのやつが特に面白かった。
http://www.panoshow.com/index.htm

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2005年1月16日 東京タワー

冬です。寒いです。こういう時は都会の夜景がいいかと思い、先週東京タワーに行ってきました。クリスマスのイルミネーションがまだ残っているらしいので、これと東京タワーと見物客をいれてパノラマを作ると面白そうと思ったわけです。新宿とかにもイルミネーションがまだあるようですが、東京はやっぱり東京タワーだべ、思ったわけです。きらめく光の洪水を期待して行ったのですが、イルミネーションは思ったよりずいぶん少なく、暗い。360°全部光っていて、なおかつ東京タワーがきれいに見える場所はなかったのです。それに外には人が少ない。レタッチで明るくして、ソフトにして光の量を増やして、何とか一枚だけ作品にしました。
http://www.ksmt.com/panorama/050109tokyo/t11soft.mov
東京タワーの展望台に上るのは、あまり気が進まなかったのですが、せっかく来たので上ってみることに。上ってみると、やっぱりあまりパノラマ向きではない。窓は8面あるので、とりあえず窓から円周魚眼で一枚づつ撮って帰ることに。
地上150mの大展望台は2階あって、上りのエレベータは上の階に止まります。帰りのエレベータに乗るには階段で下の階に行く必要があります。下の階に行ってみると、ここにはバーがあって、これはちょっと絵になりそう。バーにいる人と夜景を両方入れて作品を作ってみました。
http://www.ksmt.com/panorama/050109tokyo/b6.mov
あまりいいのが撮れたとは思えなかったので、帰りに六本木の方から撮影できる場所を探したのですが、日曜日の夜の六本木は寂しい街で絵にならない。家に帰って全く期待していなかった大展望台からの写真をパノラマにしてみると、驚いたことに、真下に東京タワーが浮かび上がったのでした。まるで東京タワーの真上から東京の夜景を撮影したかのように見えます。照明のライトが下から上に向けて照らされており、輝いています。普通、パノラマを撮影するときには、ノーダルポイントと言って、レンズの先端を中心にカメラを回転させるのですが、東京タワーという大きなものを相手にする場合には、ノーダルポイントが大幅に(30mくらい)ずれても問題ないようです。それに夜景は多少いい加減な合成でも目立ちません。東京の夜景をお楽しみ下さい。
http://www.ksmt.com/panorama/050109tokyo/yt1.mov

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2005年1月8日 スゴいカウンター
自作のCGIのカウンタがすぐ壊れるので、無料のカウンタを探すことに。”スゴいカウンター”(http://www.sugoicounter.com)というのがよさそうなので、これに決めました。アクセス解析も見やすいです。問題は私の使っているホームページビルダー6でうまく扱えないことです。特にどこでも配置モードのとき困ります。やむを得ずカウンターなしで編集し、テキストレベルでカウンターを追加することにしました。面倒です。

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2004年12月5日 英語版パノラマページ作成
せっかく作ったパノラマですので、大勢の人に見てもらいたいと思い、次のような対策をしました。

1. 英語版ページの作成
http://www.ksmt.com/panorama_e.htm

2. panoramas.dkの管理をされている方へメールでリンク依頼。

3. 検索エンジンにひっかかりやすいように、トップページにキーワードを豊富に含んだ文章(英語+日本語)の追加。

さて、どうなることやら。

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2004年12月4日 掲示板修復 & FTP Exchange

壊れていた掲示板とフォームメールを修復しました。サーバーを移した時にCGI ファイルの実行属性がなくなっていたので実行できなかっただけでした。ファイルを送りなおすだけで修復完了。ところで、私が長年使わせてもらっているFTP用のフリーソフト "FTP Exchange" は超便利です。接続先を選んで、ボタンを1個押すだけで、更新したファイルだけを自動的にサーバーに送ってくれます。うちの子供も使っています。CGIファイルのX属性も自動的につきます。全ファイルのダウンロードも簡単にできます。FTP Exchangeは次のページからダウンロードできます。
http://www.toyota.ne.jp/~kawauso/web/

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2004年11月25日−27日 京都紅葉めぐり
仕事が一段落したので二日休暇をとって京都へ紅葉めぐりに行ってきました。紅葉真っ盛りで秋を堪能できました。
http://www.ksmt.com/panorama/041125kyoto/041125kyoto.htm
http://www.ksmt.com/panorama/041126kyoto/041126kyoto.htm
写真の順番と実際に行った順番は異なります。日程は次のとおり。
11月25日 渡月橋ー天龍寺ー野宮神社ー常寂光寺ー大河内山荘ー祇王寺(3時間)
11月26日 銀閣寺ー法然院ー哲学の道ー永観堂ー南禅寺ー祇園ー円山公園ー高台寺ー清水寺(6時間)
11月27日 北野天満宮ー金閣寺ー龍安寺(5時間)

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2004年11月21日 ksmt.comのパノラマ合成方法解説
結局パノラマ合成方法は次のように落ち着きました。解説します。

1.撮影
360°キュービックパノラマの場合:
EOS10D, SIGMA8mmで縦位置で72度づつ5枚撮影するのが基本。6枚以上でもかまいません。手持ちでもOK。念のため天井と床を撮影する場合もあります。
または、Coolpix 990 + FCE8円周魚眼3枚以上。
天井と床を後で適当に埋められれば、EOS10D, SIGMA8mm横位置120度づつ3枚でもOK。ゆっくり5枚撮れない時にも有効。

上下方向を100度以下に制限したキュービックパノラマの場合:
どんなカメラでもかまいません。適当に重ねて適当な枚数で横方向にぐるっと360°撮影します。

いずれの場合でも、マニュアルフォーカス(ほとんどの場合無限遠)、マニュアル露出、マニュアルホワイトバランスで撮影します。

2.合成
PTGui + Panorama toolsで合成します。

Source Images
撮影したJPEG画像をドラック&ドロップします。
q

Lens Settings
Lens type 普通のレンズの場合、Normal(rectilinear)
       円周魚眼の場合、Circular
Hor. Field of View 画角を指定。円周魚眼の場合180°
他のパラメータは指定する必要なし。

Panorama settings
File Format: Photoshop without feather (Photoshopで修正する場合)
Projection: Equirectangular(for sperical panorama)
Field of View: 360(hor) x 180(vert)
他のパラメータは指定する必要なし。

Crop
円周魚眼画像の場合、画像範囲の円をマウスで指定。一枚指定すれば、Apply to all imagesボタンを押して全画像に適用できるので便利。

Image parameters
Yow 大体の水平角を指定
Pitch 0のままで問題なし
Roll 縦位置で撮影した場合には-90または90を指定
ここで大体つながるようにしておくことが重要です。細かな調整は後でOptimizerにまかせます。


Control Points
一枚目の画像と2枚目の画像で同じポイントを指定します。2枚目と3枚目、最後と一枚目で同様に繰り返します。一枚あたり、2点か3点で十分です。たくさん指定するほど合成の精度が上がりますが、それほど違わない場合がおおいようです。


Optimizer
Run Optimizerボタンを押します。This is goodとか言ってくれば大成功。Image Parametersが更新されます。円周魚眼の場合、Field of viewが180程度になっていれば、だいたい大丈夫です。

Preview
本番の合成はイメージサイズが大きいと結構時間がかかりますので、800x400pixel程度でPreviewをします。

Create Panorama
Width 4000, Height 2000程度で合成します。Celeron 1.5GHzで3分くらいで合成できます。画像のサイズを小さくすれば、速くできます。

3.修正
次のようなPhotoshopファイルが出力されます。マスクレイヤーを消しゴムで消したり、鉛筆で書いたりして微妙な重なりを調整します。ポイントとしては、
・必ずマスクレイヤーをセレクトすること。”編集→一段階戻る”でレイヤーが変わってしまうので要注意。
・描画色は白、背景色は黒に設定すること。
・右端と左端はかならず同じレイヤーの絵にすること。ここを間違えると、360°にしたときつながりません。

マスクレイヤーをうまく調整すると、次のような絵になります。左右のつながりのレイヤーを一番上に移動しています。マスクレイヤーが消されているのが分かります。絵自体を修正するのは避けた方がよういでしょう。

修正ができたら、JPEGで保存します。

4.QTVRの作成
Panoweaverを起動して、”ファイル→パノラマ画像をインポート”で修正したJPEGを読み込みます。このときの注意点としては横2:縦1または横1:縦6の比率の画像しか読めないということです。

”球形/キュービックの変換”ボタンを押して変換を行います。変換後は下のようになります。立方体の6面をたてにつなげた画像です。

最後に”発表”ボタンを押せば出来上がり。

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2004年11月15日 合成やりなおし
CANON Photo Stitchで以前パノラマ合成したものの、あまりにも解像度の悪いものがあります。長谷寺の花の写真をPanorama Tools + PTGui + Photoshopで再合成してみました。
http://www.ksmt.com/panorama/040529hase7pt.jpg
http://www.ksmt.com/panorama/040529hase7pt.mov (QTVR)

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2004年10月17日 理事会
この日は朝から快晴の撮影日和。でも、朝から管理組合の総会で撮影にも息子の新人戦2回戦の応援にも行けず。おかげさまで議案はすべてとおりましたが、野球は0−0で延長の末負けてしまったようです。残念。来週末の晴天を祈る。

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2004年10月16日 夕焼け
秋雨前線の影響で、先週の台風以来ずっと天気が悪く、この日も寒い曇り空。中学の野球部の新人戦の一回戦を球場に見に行ったのですが、冬のように寒くて驚きました。運良くコールド勝ち。
日没直前になって、東の雲が切れ、夕日が見事です。その後、全天の夕焼けになりました。近くの富士山が良く見える丘からパノラマ撮影。ISO400で手持ち撮影。ぴんぼけ。ピントを合わせるのを忘れてました。ひどい。残念。
http://www.ksmt.com/panorama/041016yuyake/041016yuyake.htm

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2004年10月12日 電池テストその後2
純正の電池2本は完全に放電させないと充電できなくなってしまいました。充電器にディスチャージ機能はありませんので、10Dに電池を入れて電源を一晩つけっぱなしにする方法しかありません。たった20回くらいの充電でまともに使えなくなるリチウムイオン電池というのは、どう考えてもおかしいですね。

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2004年10月12日 パノラマ参考資料
キュービックパノラマを調べる過程で、すばらしい作品を見つけましたので紹介します。

http://www.panoramas.dk
ここはパノラマの宝庫という感じです。

http://www.panoramas.dk/quicktime/index.html
撮影に使用されたカメラとレンズ、それと合成に使用されたソフトが書いてあるので、非常に参考になります。

http://www.panoramas.dk/fullscreen3/f1.html
これはすごいです。Fuji S2とNikkor 8mmで撮影したそうです。私のカメラでもこれくらいは行ける可能性ありということです。

http://www.panoramas.dk/fullscreen2/full20.html
1Ds + 15mm fisheyeの作例。強烈な解像度ですが、空のトーンジャンプが気になります。私の作品もトーンジャンプが激しいので、解決策を模索中。

http://www.panoramas.dk/fullscreen2/full13b.html
SIGMA 15-30mmを使って32枚撮影し、合成されたパノラマ。名古屋の風景です。

http://www.panoramas.dk/fullscreen3/f12.html
これもすごい。というか怖い。

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2004年10月11日 パノラマヘッドの製作
キュービックパノラマ用のヘッドを自作してみました。材料は100円ショップのアルミ製ブックエンド3枚。
http://www.ksmt.com/panorama/panohead/panohead.htm

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2004年10月10日 QTVRキュービックパノラマ
最近360°上下左右にぐるぐるまわるキュービックパノラマに凝り固まっています。
http://www.ksmt.com/panorama/040926yokohama/040926yokohama.htm
http://www.ksmt.com/panorama/040923harajuku/040923harajuku.htm
http://www.ksmt.com/panorama/040919kamakura/040919kamakura.htm
などに試作品がありますので、ご覧下さい。

9月5日の日記からは研究がずいぶん進みました。

1) CANONのフィルム一眼レフを買ってSIGMA8mmで撮影し、スキャンする。魅力的だが、現像が面倒。
答:やはり面倒なのでやめました。

2) NIKON製フィッシュアイコンバータFC−E8またはFC−E9と対応するデジカメを買う。相当の出費。
答:FC−E8(新品)とCOOLPIX990(中古)を購入しました。合計4万円くらいの出費。結論として、さすがに往年の標準システムなので問題なく使えます。
・それなりにきれいに円周魚眼画像が撮影できます。
・一眼レフに比べて小型軽量です。
・スイバル機構により簡単なパノラマヘッドで撮影できます。
但し、古いがゆえに欠点もたくさんあります。
・まず、遅い。一枚撮ってメモリーに書き込むのに5秒ほどかかります。
・次にカメラが不安定。中古のせいか突然エラーが出て使えなくなります。
・また噂どおりモードダイアルが時々変になります。シャッターを押すときにちょっと触れただけで再生モードになってしまい、シャッターが切れなくなります。
・さらに、電池の消耗がはげしい。最近のデジカメの10倍くらい電力を消費するようです。

3) NIKON製フィッシュアイコンバータFC−E8またはFC−E9を無理やりキャノンに接続。日曜大工楽しそう。
答:FC−E8をCANON PowerShot A75に取り付けるマウントを自作しました。見事に円周魚眼として使えるようになりました。残念ながらレンズの相性があまりよくないらしく解像度はいまひとつです。フレアが多くて、シャープさが不足しています。
http://www.ksmt.com/panorama/panohead/panohead.htm
の最後に自作の方法があります。

4) EOS10D+SIGMA8mmを光軸を中心に120°づつ回転させ3枚の画像を撮影。PhotoShopで合成し、完全な円周魚眼画像を得る。実は上のサンプルはこの方法で作りました。光軸方向3枚 X 鉛直3方向 = 9枚 の写真から合成しますので非常に手間がかかりますし、どうしてもつなぎ目がずれます。
答:当初使い方が分からなかったPanorama Toolsを使えば、こんなことをする必要はありません。縦位置で72度ごとに5枚撮影してPanorama Toolsで合成するのが普通のようです。Photoshopのプラグインはスクリプトを書かないと使えないようですのが、PTGuiを使えばGuiだけで作業できます。この方法の利点は、
・高解像度。きれいです。
・ノイズレス。ISO感度を上げられますので、夜でも大丈夫。COOLPIX 990は夜はノイズが出るので苦手。
・何枚の写真でもつなげられます。
・Photoshopデータでレイヤー別に出力できますので、つなぎめの修正ができます。特に動くものがつなぎ目にあるときにはこの機能は必須です。動くものが半分に切れたり、ふたつ写ったりするのを見事に修正できます。

5) EOD10D+SIGMA8mmの上下が切れたFishEye画像3枚をとりあえずCubeに変換。Cubeとは立方体の箱の前後左右上下の写真6枚を縦につなげた写真です。天井と床に穴があくので、ここを別撮りした写真で埋めます。写真が5枚ですみますが、レンズ交換が必要。天井と床は比較的きれいにつながります。但し、Panoweaver試用版では、Cube変換時とQTVR変換時に二重にEasypanoというロゴが入りますので、見苦しい。お金を出してライセンス購入した場合は有効かも。
答:Panoweaverのライセンスをオンラインで購入しました。
http://www.easypano.com/
10Dを横位置で使う時には、上下を100度ほどに制限して球形パノラマにすればよいようです。真上とか真下を見せたくないときには、この方法が適します。

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2004年9月5日 電池テストその後

互換品の3号、4号は安定した成績を残しています。まだ8回ほどしか充電していないので当然。EF300ISを使うと400枚程度。これはずっと動く被写体を追っているので、AFとISを長時間使うため。このレンズを使わないと500枚以上。特にパノラマ系はAFもAEも何も使わないので長持ち。
一方、キャノン純正BP−511は1号、2号とも絶不調。10Dで電池切れになっても、充電器CB−5Lでは満充電と認識され全く充電できない。(下の表で*がついているのが充電できなかった回) しばらくすると電圧が戻っているらしく、もう一度10Dに戻すと50枚くらい撮影できる。これでもまだCB−5Lでは満充電と認識される。これを何回かくりかえさないと充電できない。まだ20回くらいしか充電していないのにこんな状態じゃ全然だめですね。私のように一気に電池一本撮影しない人なら大丈夫なのでしょうか? 1日に50枚なら問題なかったりして。ちゃんと充電できれば、それなりに動くのですが。
とにかく純正は充電が面倒くさいので、最近使っていません。通販で買った1個2000円也のニセモノは快調です。

1号(純正) 2号(純正) 3号(互換品) 4号(互換品)
154枚、505MB 360枚、633MB 2080枚、1106MB 567枚、481MB
730枚、892MB 428枚、361MB 651枚、881MB 339枚、464MB
348枚、335MB* 469枚、755MB 318枚、486MB 555枚、536MB
556枚、582MB* 349枚、343MB* 754枚、758MB 317枚、276MB
694枚、605MB* 335枚、264MB* 981枚、809MB 473枚、389MB
273枚、265MB* 534枚、450MB 352枚、402MB
474枚、429MB* 476枚、485MB 491枚、823MB
415枚、468MB 383枚、474MB

*は充電不良を表します。

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2004年9月5日 SIGMA 8mm円周魚眼

最近SIGMA 8mm円周魚眼を主に使っています。
http://www.ksmt.com/panorama/040904sigma8mm/sigma8mm.htm
なかなか面白いです。解像度は思っていたより良かったです。もちろん10Dでは上下が切れるため、完全な円周魚眼としては使えません。横方向が何とか円周になります。カメラの個体差だと思いますが、レンズの光軸が右にずれています。左端は余裕があるのに、右端はわずかに切れています。
子供とかの動くものをファインダーで追うのは危険。子供を大きく写そうとすると、レンズがぶつかってしまいます。この場合はF8くらいに絞って、MF最短20cm固定でノーファインダー撮影が便利。カメラを鼻先10センチくらいにおいてシャッターを押します。なにしろ前にあるものは全部写るので、ファインダー不要です。飛んでいる蝶の写真もノファインダーです。ストロボは真ん中にしか当たりませんので、蝶がストロボで光ってくれれば撮影できています。

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2004年9月5日 ぐるぐるまわる360度パノラマ(QuickTime VR)
SIGMA 8mmの応用事例としてぐるぐる回る360度パノラマを作ってみました。

http://www.ksmt.com/panorama/040821tsujido_fest/meiji_jim.html
http://www.ksmt.com/panorama/040821tsujido_fest/tsujido_fest.html
http://www.ksmt.com/panorama/040822qtsample/entr.html
http://www.ksmt.com/panorama/040822qtsample/koen.html

機材: EOS10D+SIGMA8mm
ソフト: Panoweaver試用版(このソフトは直感的に使えます。他のは訳がわからん)
苦労する点: 完全な円周画像ではないので、上下が切れます。これをCUBEに変換すると、天井と床に穴があいてしまいます。この穴をふさぐには次の5つの方法があります。
1) CANONのフィルム一眼レフを買ってSIGMA8mmで撮影し、スキャンする。魅力的だが、現像が面倒。
2) NIKON製フィッシュアイコンバータFC−E8またはFC−E9と対応するデジカメを買う。相当の出費。
3) NIKON製フィッシュアイコンバータFC−E8またはFC−E9を無理やりキャノンに接続。日曜大工楽しそう。
4) EOS10D+SIGMA8mmを光軸を中心に120°づつ回転させ3枚の画像を撮影。PhotoShopで合成し、完全な円周魚眼画像を得る。実は上のサンプルはこの方法で作りました。光軸方向3枚 X 鉛直3方向 = 9枚 の写真から合成しますので非常に手間がかかりますし、どうしてもつなぎ目がずれます。
5) EOD10D+SIGMA8mmの上下が切れたFishEye画像3枚をとりあえずCubeに変換。Cubeとは立方体の箱の前後左右上下の写真6枚を縦につなげた写真です。天井と床に穴があくので、ここを別撮りした写真で埋めます。写真が5枚ですみますが、レンズ交換が必要。天井と床は比較的きれいにつながります。但し、Panoweaver試用版では、Cube変換時とQTVR変換時に二重にEasypanoというロゴが入りますので、見苦しい。お金を出してライセンス購入した場合は有効かも。

このソフトはどうやらNikonのFC-8E/EF-9E用に作られているらしく、SIGMA8mmできれいにつなげるのは難しいようです。魚眼レンズのゆがみぐあいがちがうものと思われます。SIGMA8mmをサポートしているソフトもあるようです。今後さらに研究します。

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2004年8月1日 横浜花火大会
http://www.ksmt.com/panorama/040801hanabi.jpg
花火が結構きれいに撮れたので暑中見舞いにしてみました。デジカメは実に花火向きですね。撮った写真がその場で見られるので、シャッタースピードで悩む必要がありません。シャッタースピード変えながらばしばし撮って、後で選ぶだけです。

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2004年6月5日 SIGMA 12-24mm片ボケテスト その2

確かに片ボケしているようですが、コントラストの高い物や光る物が画面右端にあった時に顕著に出ます。コントラストが低い物の場合には目立ちません。多分これが、片ボケしてると思ったり、思わなかったりする原因だと思います。次のような被写体を使って実験しました。木の左上の方に光る葉があります。12mmと17mmで比較しました。参考としてCANON EF17-40mmF4の17mm端を使いました。

 
左が12mmの全体像。右が17mmの全体像。絞りF4.5で統一。AE。シャッタースピードは1/350 - 1/750。EOS10D。手持ち撮影。ピントは木の上の葉っぱに合わせてあります。

 
シグマ12mm。左が問題の片ボケです。シャッターボタンを上にした縦位置。右はカメラを逆にして撮影。シャッターボタン下。だいぶ差があります。

 
シグマ17mm。左がシャッターボタン上。ほとんど解消されています。

 
キャノン17-40mm。こちらはほとんど片ボケはありませんが、解像度はシグマと同等。

結論:片ボケは確かにありますが、修理に出すほどではないと思います。片ボケする位置に光るものがある場合には、カメラを逆に据えた方がよさそうです。

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2004年5月29日 ゴースト

広角レンズの場合、どうしてもゴーストが出てしまいます。SIGMA12-24mmは思ったよりゴーストがうまく抑えられていますが、太陽が画面に入ってくると面白いゴーストが出ます。SLD(特殊低分散)ガラスを4枚、グラスモールド非球面2枚、ハイブリット非球面1枚が豪勢に使われているのですが、その形と色がそのままゴーストとして出ているようです。派手な色つきのゴーストは、私にとってはそんなに悪いことではありません。ゴーストが出ているのがすぐに分かるので、対策をするもよし、思い切ってゴーストを演出に使うもよし。


一方、結構困るのがファインダーでは良く分からない地味なゴーストです。下の写真はCANON TS-E24mmでフルフォールした時のゴーストです。これは色が薄く、カメラの液晶モニター(晴天下)では見えませんでした。家に帰ってパソコンを見てひっくりしました。ゴーストが出るのはフォールしたときだけです。ライズでは出ていません。パノラマ写真撮るときに、ライズでゴーストが出なければ、フォールの時にはファインダーも液晶も見ません。ですのでこのようなことが起こります。TS-E24の花形フードをつければよいのでしょうが、あまりに大きくてフードつきではかばんにはいりません。


こちらはコンパクトデジカメCANON PowerShot A75に0.7倍のワイコンをつけた時のゴーストです。思いっきり出ています。なにしろ安価な装置ですので、しょうがないです。でも、これを生かすと豪快な写真ができるかもしれません。こんなイメージををPhotoShopで作ろうと思ったら大変です。


2004年5月29日 SIGMA 12-24mm 片ボケテスト

SIGMAのレンズ設計は優秀だが、組み立て精度が悪く、12-24mmでは右上の画像が流れるレンズがあるというのがWEBに出ていました。私の買ったものは、正常だと思います。しかしながら、写真によっては、流れていると言われれば流れているようなものもあります。たとえば、次の写真です。(12mm、F8なので被写界深度が浅いわけではありません。

等倍に拡大すると、右端の屋根が左端に比べて流れているような。。。
 
左端と右端の屋根を等倍で表示したところ。何となく左側が流れているような気が。でも、10DはAPSサイズなので、決してレンズの端の方ではありません。

そこで、思い立って、壁テスト。自宅のベランダでのテストのため、壁からカメラまでの距離は、わずか40センチ。マクロ領域ですので、正しいテストかどうかは分かりませんが。 絞り開放(F4.5)から最大絞り(F22)までテストしたのですが、結果は全く同じため、F8のものだけ掲載。

SIGMA 12-24mmの12mm端。

特に問題ないように見えます。直線が見事に出ています。
  
左上、中央、右上の等倍表示。ここまで拡大しても、何も見えません。もちろん中心部より周辺の方が解像度も光量も落ちますが、十分許容範囲内に見えます。わずかに右上の方がボケているようにも見えますが、屋根の写真ほどではありません。考えられるとしたら手ぶれしかありません。屋根の写真は手持ちです。シャッターを押す右手側がぶれているので、ひょっとしたらカメラを支える左手を中心に回転ぶれを起こしているのかもしれません。今度カメラをきっちり三脚に据えてレリーズで静かにシャッターを切って調べてみたいと思います。

SIGMA 12-24mmの17mm。

17mm時も特に問題は見えません。こちらも直線がきれいに出ています。
  
特に流れている様子は見えません。12mmよりは周辺光量落ち少ないです。

CANON EF17-40F4の17mm端。

EF17-40F4は予想に反して、たる型のゆがみが目立ちます。シグマの方が当然悪いだろうと思っていたので全く予想外です。
  
等倍で見たときの解像度はキャノンの方が勝っているようです。

デジタルではわずかな画像の乱れでも、はっきりと分かってしまうので怖いですね。銀塩なら相当大伸ばしにしないと気づかないかもしれません。超広角レンズでも、十分手ぶれに注意し、高速シャッターを切った方がよさそうですね。

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