EOS10D日記その5

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2005年12月31日 金属マウントアダプタの作例

Xenon 5cm用に金属製のマウントアダプタを作成したので、その作り方を説明します。
1. ホームセンターで0.5mm厚のアルミ板を買います。0.3mmでもいいかも。
2. アルミ板の上にコンパスで必要な円を両面から強くケガキます。思い切り強くケガいて切り取ろうと思ったのですが、それは無理でした。それどころかコンパスの針で左手中指を思いっきり突いてしまい痛い目にあいました。レンズのサイズの合わせて大きなワッシャーを作ります。
3. ハサミでちょっと大きめに切り取り、ケガキ線のところで折ります。この方法が一番早いみたいです。アルミの板は柔らかいのですが、加工すると波打ってしまうので、後で平らにします。
4. カメラマウントとレンズを両側から瞬間接着剤で接着して完成。


2005年12月30日 Schneider Xenon f:2 F=5cm

Schneider-Kreuznach No 1773825 Xenon f:2 F=5cm (1942年頃製造)をムサシで購入。3150円也。
 
フランジバックが短いので多分EOSでは無限遠が出ないとは思いつつ、安かったので買ってしまいました。銀色に輝くレンズです。

 
特殊なネジなので、EOSマウントを作りました。ミラーを干渉しない範囲で、ぎりぎりまで撮像素子に近づけるため、蛇腹は使えません。最初レンズキャップを使って左の写真のようなものを作ったのですが、これは失敗。ヘリコイドを回すと、カメラからはずれてしまうのです。レンズキャップはバヨネットのロックがかからないため。また、ゴム系の接着剤を使ったのですが、大変みにくくなってしまいました。作りなおそうと接着剤をはがしにかかったのですが、一苦労。ギザギザの中に入った接着剤は容易には取り除けません。右が作り直したもの。全部銀色でまとめてみました。これでミラーに干渉しないぎりぎりのところ。残念ながら予想通り無限遠は出ませんでした。マクロ専用ですね。


カメラに取り付けるとこんな感じです。なかなかクールでしょ。


作例1:開放では独特のボケ方をします。


作例2: 開放F2.0では、かなりソフトです。開放からシャープな現代のレンズとは違い、ハイライトは大きくにじみます。


2005年12月29日 コダック NO 1A KODAK ANASTIGMAT F5.6 130mm

Camera: NO. 1A KODAK SERIES III
Lens KODAK ANASTIGMAT F 5.6 130mm No.5406 MADE BY EASTMAN KODAK CO. ROCHESTER N.Y. U.S.A
前からカメラのきむら日本橋店にKODAK 1Aが置いてあるのですが、何しろレンズがカビだらけで月の表面のようなので、買えずにいました。今回は冬休み特別企画で、レンズのカビ取りに挑戦するため購入。6300円なり。コダックのレンズまわりのデザインはドイツや日本のカメラとは違って独特です。とてもクラシックな感じが、私は好きです。レンズの製造番号が5406と非常に若いのも魅力。

製造年ははっきりしないのですが、裏蓋に刻印された特許の日付が1924年まであるので、それ以降であることは間違いありません。推定1925年。
 
左がカビ取り前、右がカビ取り後。だいたいカビが取れたのがお分かり頂けると思います。カビ取りの方法は、前玉と後玉をはずして、濡れ雑巾でゴシゴシ拭くだけです。カビは前玉の裏と後玉の裏に集中しているので、割と簡単にとれました。洗剤を使う必要は感じられませんでした。ただし、写真上部の”へ”の字の形をした濃いクモリはどうしてもとれず、カビ取り後はかえって目だってしまいました。

 
昔のコダックの面構え。なかなか素敵です。悪く言うとブリキのおもちゃのようですが、シャッターは快調でした。レンズの上のノブをまわすと、シフトできます。ライズは15mmくらいできます。建築写真用だと思われます。フォールは5mmくらいで、ちょっとしかできません。


レンズおよびシャッター清掃後。見違えるようにきれいになりました。絞りのところに露出の目安が書いてあります。F5.6の晴れ(CLEAR)の時には シャッターを1/100秒にセットと表示されます。昔のフィルムの箱には、このような説明が書いてありました。あれと同じですね。

 
カメラを畳んだところ。116フィルムを使うようです。120フィルムより少し大きなサイズ。


レンズのネジは独自サイズです。セイコー0番に近いのですが、似て非なるものです。マウントアダプタを作ったのですが、蛇腹にねじ込んだら固着してはずれなくなってしまいました。瞬間接着剤が乾かないままネジにほんの少し付着していたようです。最近の瞬間接着剤は良くできていて、何かと張り合わせない限り、なかなか乾きません。無理にまわしたら、なんと蛇腹側のネジがプラスティック枠からもぎ取れてしまいました。どうやっても取れないので、メスネジに金ノコで2箇所切り込みを入れて、シャッターレンチで思い切り回して、やっと取れました。

 
壊れた蛇腹のメスネジを交換。幸い39mmのメスはいいのがたくさんあります。ムサシでベルグハイルを買った時、おまけでジャンクのネジをたくさんもらってきたのが役にたちました。これで、以前よりずっと見栄えがよくなりました。また薄いので、75mmレンズを使うときにも役立ちます。


作例は出荷を待つトラックです。昔のレンズらしい写りで期待通りです。


2005年12月28日 マミヤプレス用100mm F2.8

MAMIYA-SEKOR 1:2.8 f=100mm No. 135907
安くてきれいなマミヤプレス用100mm F2.8がついに見つかりました。三宝カメラで11550円也。光学系は新品同様です。その後他の店でも見つけたのですが、高かったです。これは多分掘り出し物。マミヤプレスファンクラブのホームページを見ると、1973年の価格表にのっています。当時の定価33000円。
 
このレンズは4群6枚のガウスタイプで他のプレス用のレンズとは違います。外見は同じですが、後玉が大きく、マウントのすぐ近くまで来ています。他のレンズはテッサータイプなので、後玉はごく小さく、ヘリコイドの中は空っぽです。シャッターは他のレンズを同じセイコーの0番です。


後玉を外した後、ヘリコイドをはずすと、上の写真のように3つに分解できます。シャッターから前玉を外そうと頑張ったのですが、ネジが固く、どうしても外れませんでした。

最終的には、写真左側のレンズユニットだけを使います。右側のヘリコイドだけはずした格好です。


近所の電車を撮影してみました。戦前のレンズに比べると、格段にシャープで明るく、ファインダーが見やすいです。レンズが大きいのがたまにきず。昔の蛇腹折りたたみ式のカメラについているレンズがすべて3群以下であることの理由が分かりました。(4群4枚のレンズもありますが、ダゴールなどの2群6枚のうちの2枚を空気レンズを置き換えたものと考えるそうでして、2群系分類されるようです。) 4群のガウスタイプではレンズが厚すぎて、カメラが折りたためないのです。


2005年12月24日 新藤修一さんの事務所訪問

プロカメラマンの新藤修一さんの事務所に遊びに行ってきました。広告写真家の岩木登さんも来られてました。岩木さんは広告写真の他にも八甲田山の写真を撮り続けておられるそうです。この日はD200のテストを手伝いに行ったのですが、テストはほとんどやらずに無駄話ばかりで申し訳なかったのですが、大変楽しかったです。ちょっとだけ手伝ったのは、比較に使うオリンパスE500の設定でした。オリンパスのデジカメを触るのは初めてでしたが、何とか操作できました。メニューの選択が右矢印だったりして、コンパクトデジカメの操作系に近いですね。

テーブルの上にはテスト用のカメラとレンズがたくさん並んでいました。最新のデジタル一眼はどれも優秀ですね。
調子に乗って、私のクラシックレンズの説明をたっぷりしてしまったのですが、後で考えると冷や汗ですね。


2005年12月23日 フォクトレンダー ベルグハイル ヘリヤー 15cm

どうしてもフォクトレンダーのヘリヤーが欲しくなって、探したところ相模原のムサシにありました。ベルグハイルという大手札判のカメラについているものです。堂々たる風格のカメラです。レンズの製造番号で調べると1927年製造のもの。15cmとちょっと長いのですが、ベッサについているものより古く気に入ったので思い切って買いました。4万円也。
Camera: Viogtlander Bergheil
Lens: Voigtlander Braunschweig Heliar 1:4,5 F=15cm No 306064
Shutter: Compur No 258646

Voigtlander Bergheilの雄姿。HUGO MEYERの連動距離計もついています。連動距離計は一応動きますが、多分後からつけたものだと思います。距離計を動かすレバーを注意深くセットしないと動きませんでした。レンズを上下に動かしてシフトができそうな構造ですが、この固体は固着しているのか動きませんでした。乾板を使うため、ピントグラスがついています。ピントグラスがあるとお店でレンズのチェックをするとき楽です。

 
フォクトレンダーが得意の二段蛇腹です。左が無限遠で、一段目の蛇腹だけが伸びます。近接撮影の場合、二段目が伸びます。資料によるとレンズの先から35cmまで寄れるそうです。伸ばすときは自動的にフックがはずれて、縮めると自動的にフックがかかるように」なっていますが、念のため手でフックを操作したほうがよさそうです。

 
レンズが大きいため、蛇腹を傷めずに取り出すのは大変。後年のベルグハイル デラックスというカメラではバヨネット式でレンズ交換ができるそうですが、このカメラはデラックスではないので、できません。最初レンズは汚れていましたが、丁寧に拭くとかなりきれいになりました。ただ、レンズを振ると、カタカタ音がします。前玉のレンズがゆるんでいるようです。前玉を拭くときに誤って落としてしまったのが原因かもしれません。高いレンズに限って落とすんですよね、なぜか。自作の蛇腹に付けて撮影してみると、ピントの問題はないので一安心。このレンズ、フィルター径が39mmもあり、シャッターのネジは43mm、シャッターの外形は79mmもあります。これはCompur 1番より大きな変なサイズです。手持ちの蛇腹には付かないので、余っていた蛇腹を専用としました。撮影が楽しみ。


2005年12月16日 コダック、Meyer Trioplan, WRAY, Neumann & Hellemannなど5本

KODAK NO 2A FOLDING CARTRIDGE PREMIO (コダック ナンバー2 フォールディング プレミオ) 1925年〜1935年

 
116フィルムはロールフィルムだと思うのですが、なぜかカートリッジという名前のカメラです。多分フィルムフォルダー部分がパカッと取れるからでしょうか。

 
普通のフォールディングカメラで、手で蛇腹を伸ばします。ボディーには特許の日付が書いてあります。PATTENTS IN USA ... MAR.6,1917

 
レンズは単玉で、ベス単と同じフードがついています。レンズの名前も、焦点距離もF値も何も書いてありません。焦点距離は120mmくらいです。開放F値は多分F10くらい。フードをはずすとF6くらいでしょうか。レンズは結構きれいです。カメラのキムラ日本橋店にて8400円也。きれいで安いコダックでレンズははじめて見ました。、アオレるベス単として買ったのですが、暗いレンズですので、はたしてアオる意味があるかどうか不明ですが。シャッターは1/25, B, 1/50, T, 1/100という変わった並びです。快調。絞りも1,2,3,4という変わった数字です。2でF16くらいだと思います。

ピント合わせは蛇腹直進式です。2.5m, FIXED, 30mの指標はあります。FIXEDというのは絞ればパンフォーカスになるという意味だと思われます。

写りは素晴らしいの一言。フードはずしの開放では、期待通りの美しいソフト。”2”まで絞れば、それなりにシャープに写ります。クラシックレンズらしいレンズ。晴天の日中であれば、これ一本で行けますね。暗い時用に、テッサー8cm 2.8かマイヤーの7.5cm 2.8を組み合わせれば完璧かも。


KODAK Junior 620 (KODAK A.G Dr. Nagel-Werk STUTTGART) (コダック ジュニア 620 ドイツ シュツットガルト)
 
ドイツ シュツットガルトのKODAK A.G.製のコダック ジュニア 620です。てっきりアメリカ製かと思っていたのですが、蛇腹の下の見難いところのプレートに書かれていました。Kodak Anastigmat f1:7,7 = 10.5cm と書かれたレンズがついています。F値から見て、トリプレットではないかと思います。シャッターはドイツ的なデザインですね。T, B, 1/75, 1/25があります。Tのところではタイムにならず。Tだけ不調。TとBの間にすると、時々タイムに出来るときがあります。絞りは7.7から22まで。ピント調節は前玉回転式です。


その名の通り、620フィルムを使います。


前ぶたのロックが壊れていて、完全に閉まりません。カメラのキムラ日本橋店にて6300円也。レンズかきれいで、シャッターのデザインが気に入って、しかも安かったので購入。前日まで18000円だったのが、値下げされたようでした。何年製かは分かりません。ジュニアの名の通り、入門用のカメラだったようです。


ジュニア620のレンズ(中央)とセミプリンスについていたXenar/PRONTORII(右)のネジはまったく同じです。2Aについていたレンズ(左)のネジもほぼ同じですが、若干大きい。0.1ミリくらい。何とかメスネジを共用できます。

PRONTORIIのマウントアダプタを以前作ったので流用できるのですが、見栄えがよくないのと、ネジが中心についていないのと、厚みがあってレンズが前にでてしまい、十分アオれないので、新たに作り直しました。今度はレンズボードを使わず、リング3枚の貼りあわせ。シャッターレンチ用の切り込みから光が漏れるので、合成皮革で裏打ち。今回は39mmスクリューマウント部品取り用に買ってきたジャンクの引き伸ばしレンズが優秀で、後ろのネジを3本はずすだけで、パカッと取れました。


Neumann & Heilemann Tritar 1:4.5 f=10.5cm Nr. 875596 (ノイマン ハイレマン トリター 10.5cm F4.5)

ムサシでレンズだけ購入。レンズはきれいです。8400円也。カメラ名、製造年など全く不明。Neumann & Heilemann社どうやらミノルタと関係があるようです。”クラシックカメラ博物館”によりますと、『1928年、田島一雄がドイツ人技師ノイマン、ハイレマン二人の協力を得て日独写真機商店を創業。1929年に第一号機ニフカレッテを発売した。1931年モルタ合資会社に改組、1937年に千代田光学精工株式会社と社名変更した。』 6x9番のスプリングカメラ用であることだけは分かるのですが。シャッターの形から見て、1929年より新しいと思われます。IKONと同じネジなので、既存のアダプタを使用可能。


Meyer Gorlitz Trioplan 1:2.8 f=7.5cm (マイヤー (メイヤー? メーヤー?) トリオプラン 7.5cm F2.8

この前買ったマイヤー (メイヤー、 メーヤー) アリストスティグマートが抜群の出来だったので、レンズがきれいで明るいのをもう一本購入。レンズはきれいです。ムサシで8400円なり。このレンズのカメラと製造年は不明ですが、クラシックカメラ博物館(安藤嘉信著、日本カメラ社)を見ると、トリオプランはいろんなカメラに使われています。ウェルター パーフェクター(1935)、バルダックス(1934)、プリマーフレックス(1936)、ノビフレックス(1934)など。シャッターが付いていないところをみると、フォーカルプレーンシャッターの一眼レフに使われていたのではないかと思います。推定1936年製造。撮影してみると、非常に良く写ります。特に逆光に強く、コーティングされているのではないかと疑うほどです。ひょっとしたら、結構新しいのかもしれません。開放2.8ではソフトレンズのようですが、F8まで絞れば、600万画素のピクセルまで容易に解像します。


このレンズの問題は、ネジの直径は特殊(35mmほど)で、メスネジが存在しないこと。ジャンクのEL-NIKKOR 63mm(確か千円くらい)から、39mmスクリューを移植することにしました。39mmの内側にコルクを0.5mm厚ほどに削って接着。ここに無理やりレンズをネジ込むことで固定。この方法なら、後で簡単に取り外せます。


WRAY. LONDON. 4 1/4 in "SUPAR" F4.5 (ダブルレイ ロンドン スーパー 4 1/4 インチ F4.5)
 
何か全く知らずに購入したのですが、後で調べたら1950年頃の英国製引き伸ばしレンズのようです。39mmスクリューマウントなので、そのまま蛇腹に付けられます。ムサシで8400円なり。イギリスの通販では20ポンド(約4000円)で売られているので、ちょっと高かったかも。レンズはちょっと曇っていますが、焦点距離がインチ表示で面白そうなので購入。ピントが見難く、写りはいまいち。


2005年12月10日 クックのトリプレット、明治43年製造のマイヤー他購入

テッサー以前のレンズで最も欲しかったイギリスのクック社のトリプレットを相模原のムサシ http://www.camera-musashi.co.jp/ で発見。他にも古いレンズの8400円均一セールを行っていたので3本購入。

まずは本命のクックのトリプレット。金18,000円也。F4.5が普通で、このF3.5は高級タイプらしいです。その代わり大きい。
 
TAYLOR-HOBSON COOKE LENS No 108541 6 1/4 inch Series 11.A. f/3.5
クック社のテーラーさんが発明した3群3枚のトリプレット。テーラーホブソンという会社は今でも存在するそうです。http://www.taylor-hobson.co.jp/

 
暗箱用のレンズなのでネジがやたらと太く、専用蛇腹を製作しました。慣れているので、約30分で終了。レンズを傷つけないように、まずコルクを貼って、その上から針金で締めました。最初にマミヤプレス用を作ったのと同じ方法。重いレンズですが、これで十分使えます。焦点距離が6.25inch(約160mm)と長いので、チューブを3本かませて使います。

Meyer-Gorlitz Nr. 491445. Weitwinkel Aristostigmat 1:9 F=12 cm
マイヤー (メイヤー、メーヤー) ゲルリッツ バイトビンケル 広角 アリストスチグマート
調べてみたら、なんと1910年(明治43年)の製造。シャッターがなかった時代のレンズ。非常に小さいですが、F9と暗いため、4x5でも使えるそうです。
 
クックのトリプレットと比較して、その小ささがお分かりいただけると思います。ネジはセイコーの0番と口径が同じです。ピッチは違いますが、2山くらいかみますので、既存の蛇腹が使えます。明治の写真が撮れそうです。

Ica. Akt. - Ges. Periskop "Alpha" 1:11.
イカ ペリスコープ アルファ (読み方不明)
F6.3ですが、それより絞りを開けられます。このレンズは2群2枚です。F9以下では、ソフトフォーカスレンズです。これがなかなか面白い。このレンズには焦点距離の表記がなく、お店で大型カメラに取り付けてバックフォーカスを調べてもらったら、だいたい135mmでした。F11と書いてあるのは、多分F11以下ではソフトレンズであることを意味していると思います。。
 
これもマイヤーと同じネジを使っており、セイコー0番を流用できます。

Anastigmat Wekar 1:4,5 f=10,5cm W.Kenngott Stuttgart No 11028
W.ケンゴット アナスティッグマート ベッカー (ウエカー?)
1930年頃(昭和5年頃)のMinoltaのNifca Sportというカメラや、1930年発売のウエハーライト(山本写真機店)にもついていました。3群3枚のトリプレットらしい。クラシックカメラ博物館によると、W.ケンゴット社はパリのレンズメーカーの兄弟会社として、1920年代にシュツットガルトに創立。1924年には”フェニックス”というトロピカルカメラを発売しています。
 
イコンタと同じネジです。

3本のレンズを横から見たところ。

左のWekarと真ん中のマイヤーは、セイコー0番が2山ほどかかります。右のIcaはイコンタと完全に同じネジです。


2005年12月5日 クラシックレンズ一覧表

最近古いレンズの数が増えて、中古カメラ屋に行ったとき、以前買ったのと同じレンズを見てしまう傾向にあります。気になるレンズはいつも同じようです。そこで、自分がどのレンズを持っているのか確認するために一覧表を作りました。こちらで管理していきたいと思います。

クラシックレンズ一覧表

これは土曜日に作ったものです。昨日は風邪で寝込んでしまいました。今日は何とか直りました。


2005年12月2日 Zeiss Ikon Ikonta Tessar 1:4,5 f=10.5cm

コシナからZeiss Ikonが発売されたのに刺激されて、Ikontaを探してみました。三鷹での仕事の帰りに新宿中古カメラ市場に寄ったら、結構レンズがきれいなのに、安いものを発見。Tessar 10.5cm付き、シャッター快調で、9950円なり。レンズの中に大きなゴミが入っていたが、帰ってから後玉をはずして清掃したら一発でとれた。これでテッサーが3本揃った。

 
Ikonta の雄姿。外は汚いが、中は結構きれい。レンズはほこりだらけだが、清掃するときれいになった。COMPURのシャッターは快調。シャッターにZeiss Ikonのプレートが貼り付けてある。

 
かなり使い込まれています。表にIkonta, 裏にZEISS IKONと書いてあります。分かりやすい。カメラとしては、普通のスプリングカメラですね。作りはしっかりしていますが、これといった特長もないようです。

 
裏蓋の内側に 6x9cm BIIと書いてある。BIIの意味は不明。

 
レンズボードのネジが小さいので、裏から簡単にコンパスではずせる。約一分でレンズ分離完了。レンズが蛇腹の中心にないのが、ちょっと不思議。

 
CompurのシャッターはXenar 10.5cm F3.8と同じもの。レンズはF4.5とちょっと暗いので、口径が少し小さい。以前Xenar用に作った29mm->39mmマウントアダプタが当然使える。工作は不要。


2005年11月30日 Tominon 1:4,7 f=127mm

渋谷での仕事の帰りに、カメラのきむら日本橋店で前から気になっていたTOMINON 127mmを購入。4850円也。他にTOMINON 105mmというのもあったのですが、シャッターボタンがなく必ずレリーズが必要だったためパス。

この127mmはきれいだし、シャッターも完璧でいいのですが、シャッターがやたらと大きい。COPALの1番かとも思いましたが、それよりは少し小さい。ネジは直径39ミリなのですが、ライカLスクリューとはピッチが違います。私の蛇腹の標準マウントであるライカLにねじ込むと、すぐにつっかえますが、落下することはなさそうなので、そのまま使うことにしました。工作なしで使えるようになるのは、うれしいのですが、つまらないとも言えます。今度はもっと変なレンズ買って来ます。

TOMINONをWebで調べると、なかなか評判が良いようです。127mm F4.7はヤシノン、マミヤに続いてこれで3本目です。最初は変わった焦点距離のレンズだと思いましたが、実はポラロイドの標準レンズなのでした。

このCOPALのシャッターはなかなか優れものです。シャッターチャージとレリーズをひとつのレバーで兼用しています。レバーを押すとシャッターがチャージされ、そのまま押し込むとシャッターが切れます。


2005年11月27日 MAMIYA-SEKOR P 1:4.7 f=127mm

MAMIYA-SEKOR 127mmが前から欲しかったのですが、戦前のレンズの方が面白いので延び延びになっていました。カメラのきむら日本橋店で6300円也。相場でしょう。このレンズ、ヘリコイドをはずすと、100mm3.5と同じ大きさです。

127mmと100mmの比較。そっくりです。100mmの方がちょっと大口径。

 
レンズ自体は小さいのですが、ヘリコイドは巨大。裏からビスを抜いても、なぜか分解できません。100mmは簡単に分解できたのに。右の写真のように、レンズまで非常に遠いので、コンパスも届きません。はずせるものを全部はずして、レンズを押すと、少しだけ近づいてくれたので、何とかコンパスが届き分解完了。

 
赤字でと書いてある意味はマミヤプレスファンクラブのホームページによると、どうやらポラロイド対応という意味のようです。ポラロイドの標準レンズは127mmが多いようです。私の持っているヤシノンも127mmです。
http://www.awane-photo.com/home/mamiya/data/press/lens1973.htm
32年前の価格表を見ると、27000円だったそうです。。3群4枚構成ですので、テッサータイプだと思われます。100mmF2.8というレンズがあるようですが、見たことがありません。こちらは4群6枚ですのでガウスタイプでしょうか。127mmは大きなイメージサークルを確保するため、最小絞りがF64になっています。100mmの方はF32まで。右の写真で最小絞りの違いが分かると思います。

撮影してみると、開放からシャープで、ピントあわせがしやすいです。これならまともにアオルことができます。作例:
絞り開放。左下から右上にだけ斜めにピントを合わせています。
F11くらいまで絞って、ちょっとアオルと全面にピントが合います。
ちょっと絞ってストレートに撮影すると、普通のレンズを変わりません。
前ボケは大変きれいです。
後ボケはあまりきれいではありません。
時計とバス待ちの人。
公園にて。


2005年11月23日 PTGui 5.0の実力

今までPTGui 5.0は前とたいして変わっていないと思っていたのですが、今日その実力を思い知りました。320万画素のコンパクトデジカメ(Canon Powershot A75)で手持ちで適当に40枚ほど撮影して、PTGui 5.0でスティッチしたら、全自動でできました。コントロールポイントは一切触っていません。Generate control points...というボタンを押せばアッという間に完了でした。動くものが少なければ、コンパクトデジカメでQTVRを作るのは全く問題ないと言えます。作例:
http://www.ksmt.com/panorama/051122shinyoko/051122shinyoko.htm


2005年11月22日 フォクトレンダー フォクター 11cm F4.5

高輪カメラでフォクトレンダーベッサ(Voigtlander Bessa)できれいなのがあったので購入。8,000円なり。レンズのボディーもまずまずきれいなのですが、シャッターが低速利かないので安かったようです。6x9cm, 6x4.5cm兼用。レンズはフォクター11cm (Voigtar 1:4,5 F=11cm)。刻印は次の通り。
Voigtlander-Braunschweig Anastigmat Voigtar 1:4,5 F=11cm No. 2223817
シャッターのフォクトレンダーで見た目はきれいです。

 
ベッサです。最近のフィルムは薄いので、うまく巻くのが大変らしく、フィルムで撮影するのは難しいとのこと。


この赤い窓からフィルムの番号を見ながら巻き上げるのだそうです。昔はISO 20相当の低感度フィルムだったのでよかったんですが、最近のISO 100以上の高感度フィルムではカブってしまうそうです。裏面に被写界深度表が貼ってありました。

 
ピントは前玉を回転して合わせます。ピントあわせはスムーズでした。6x9のカメラですが、6x4.5用のマスクがついていました。


裏からコンパスでネジを回すと簡単にレンズがはずれました。きれいなものです。

 
シャッターにT(Time)があるので簡単にシャッター開放にできます。最高スピードが1/150秒というのは、相当低感度フィルム用ですね。このレンズ、ネジがSeiko 0番と同じなので、手持ちの蛇腹にそのまま取り付けられます。あっというまにフォクター11cmのEOSマウントのできあがりです。撮影が楽しみ。

ところで、事務所を品川から新横浜に引っ越しました。事務所は広くなっていいのですが、高輪カメラに歩いていけなくなるのはちょっと残念。


2005年11月19日 デジタルカメラマガジン準優秀賞「夕焼けの奈良公園」

デジタルカメラマガジン2005年12月号フォトコンテスト一般投稿部門で「夕焼けの奈良公園」で準優秀賞を頂きました。

デジタルカメラマガジン


2005年11月18日 シュナイダーレンズの製造年月

シュナイダー社のホームページにはレンズのシリアルナンバーと製造年月の表がありました。http://www.schneideroptics.com/info/age_of_lenses/
これはいいですね。鑑定士になった気分です。早速私が最近買ったレンズを調べてみると、

Jos. Schneider & Co Kreuznach Xenar f3.8 F=10.5cm D.R.P.a No. 866964 1935年9月製造(昭和10年)
Schneider -Jsco f=4.5 F=7.5cm 1020546 1936年9月製造(昭和11年)
Schneider-Kreuznach Symmar 1:5.6/135 12172656 1972年9月製造(昭和47年)

こんな古いレンズが今でも使えること自体驚きですね。しかもデジカメでシャープな描写をするとは。

シュナイダー社のホームページは、次のページからリンクされていました。こちらのページも面白いです。
http://www.wa.commufa.jp/~xylocopa/cc/index.html


2005年11月17日 Tessar 80mm ハードマウント

Tessar 8cm F2.8をマウントの直径を測ったら42mmくらいだったので、ひょっとしたらM42に付くのではないかと思い、試してみたところ、見事に付きました。但し、ねじ山は合っていません。Tessarは41.5mmくらいでネジのピッチが細かい。M42に入れると最初はスカスカですが、ねじ込んでいくと、最後にはピシッと付きます。直径もピッチも違うのに不思議ですが、とにかく付きます。買ってきたのはペンタックスのM42のエクステンションチューブセットの中古。1500円也。


こんな感じです。なかなかかっこいいでしょ。

 
次の方法で(かなり適当ですが)だいたい無限遠を出すことができました。このTessarにはヘリコイドが内臓されているので、多少ズレても問題ありません。次のように接続します。

EOSボディー -> EOSエクステンションチューブ12mm -> ジャンクのレンズから取ったEOSマウントのオス -> 瞬間接着剤 -> ペンタックスM42エクステンションチューブの2番 -> Tessar 8cm F2.8

ヘリコイドが結構硬いので、ピントあわせは大変ですが、ピントがあえば、ちゃんと写ります。


2005年11月15日 GOERZ DOGMAR 1:4.5 F=10cm

高輪カメラでGOERZ TENAX (ゴルツ? ゲルツ? テナックス)という古いカメラを見つけ、GOERZ DOGMAR 10cmというレンズがきれいで5000円と安かったので購入。カメラ自体は動かず、研究用(つまりジャンク)。お店の人によると、多分1930年くらいのカメラだそうですが、ボディーはぼろぼろでもレンズはきれいな方でした。高いか安いかは不明。

後で調べると、
http://www.gp.uec.ac.jp/elecon/elec0305/ には、「C.P.GOERZ TENAX」(1923年蛇腹カメラ)と書いてあります。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~clenssic/lenssam2.html は10cmではなく、7.5cmの記事ですが、1921年発売 4群4枚ダブルアナスチグマット型と書いてあります。アナスチグマットとは非点収差がないという意味。現代のレンズは全てアナスチグマットです。


GOERZ TANEX 6x9版くらいのようです。


裏蓋を開いたところ。パカッととれます。


前の蓋と開けて、蛇腹を手で伸ばします。小さなフィールドカメラといった趣。


蛇腹を伸ばしきったところ、ピンとは下のレールで調節します。

 
レンズボードからシャッターは簡単にはずれました。レンズボードが内側に折れ込んでいるため、リングには深い溝が彫ってありました。どうやらSeiko 0番と同じ直径のようです。しかし、ネジのピッチが微妙に違い、Seiko 0番のリングを3山くらいねじ込むと、そこでつっかえます。

 
GOERZ DOGMAR 10cm。 Seiko 0番のメスにねじ込むことができますので、先週作った蛇腹にそのまま付けられます。ちょっと室内で試し撮りしてみたのですが、すばらしい解像力です。マクロ撮影でなら、問題なく10Dでピクセルまで解像します。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~clenssic/lenssam2.html
にDOGMARのレンズ構成が出ていました。4群4枚。レンズの断面図を見ると、テッサーの張り合わせレンズをはがしただけのようにも見えます。


2005年11月13日 手縫いの袋蛇腹とマウントアダプタ

昨日に引き続き日曜大工です。外は晴れですが、日曜大工が面白くて、撮影はほとんどなし。

まず最初に作ったのは、完全手縫いの袋蛇腹です。今までは手縫いといっても、ほとんど既製品の流用でしたが、今度は全部手縫い。材料は次のとおり。
  
フジの古い引き伸ばしレンズのケースの底の部分を使って、39mm(ライカLマウント)のメスを作ります。のこぎりで切るのが面倒くさいので、大胆にもハンダゴテで溶断。縫い付けようにボタン穴のようなものをあける。他には人工皮革の袋(ジャンクで100円)とEOSマウント(ジャンクで800円のレンズから)。合計900円也。

 
袋を切り開き、適当な大きさの円を書きます。裏向きに2枚を糸で縫い合わせて、穴を開けて、裏返して蛇腹完成。人工皮革は針が通らなくて困ります。針にちょっと油を塗ると縫いやすい。ミシンで縫えばいいのですが、押入れから出すのが面倒くさいので手縫い。39mmメスはボタン付けの要領で。EOSマウントはいつものように瞬間接着剤で接着。

完成してからミスに気付く。39mmの蛇腹は既に持っている。SEIKO-0の蛇腹が欲しかったのに。仕様を間違えたみたい。それなら、39mm−SEIKO0(29mmくらい)のマウントアダプタを作れば良いではないかと思いつく。
  
昨日と同じようにジャンクの引き伸ばしレンズをノコギリで切断して39mmオスを作成。これにSEIKO-0番のメスを接着して完成。最初のときと違って、アッと言う間の完成。560円也。これで39mmの蛇腹にSEIKO-0のレンズがつけられます。真ん中の写真はフォクトレンダー。右の写真はMAMIYA-SEKOR 100mm。MAMIYA-SEKORは最初に作った専用蛇腹で使っていましたが、よく見るとSEIKO-0番。ネジが奥のほうにあるので、シャッターレンチではレンズボードからはずせなかったのですが、コンパスを使うと簡単にとりはずせました。

これでほとんどのレンズが39mmライカLマウントに装着できるようになりました。例外はクセナーの29mmネジとテッサー80mmの42mm。42mmはしょうがないとしても、29mmは何とか39mmに統一できないものかと思い、もう一個マウントアダプタを作ることにしました。ジャンクの引き伸ばしレンズは最後の一個。FUJINON-EP 75mm。ネジが外から全く見えず、とても分解しにくそうなので最後まで残ったものです。ところが、万力ではさんでエイヤとねじると、あらま不思議。39mmネジ部分だけがクルクルと取れたのでした。これは優れもの。39mmのオスメスです。つまりライカLマウントのエクステンションチューブですね。ライカファンの方は、FUJINON-EPのジャンクを見つけたら迷わず買いですね。メスの方に29mmのメスがぴったりはまるので、ちょっと接着剤をつけて押し込めば完成。これで、23mm(シュナイダーイスコ)、29mm(クセナー)、SEIKO-0番、39mmライカLマウントがすべて同じ袋蛇腹で使えるようになりました。
 


2005年11月12日 レンズ作り

イスコ、フォクトレンダー、テッサーF2.8 EOSマウントの製作。最近こればっかりやっているので、慣れてきてます。3時間で3本完成。さっそく試し撮り。どれもなかなかの性能です。絞ってうまく撮ればピクセル等倍で見ても解像しています。サンプル画像は後で公開します。

11月9日以降の日記はまとめて今日書いているので、レンズごとにまとめてありますが、作業は全部今日やりました。道具が揃ってきたので、難しい作業は何もありません。動かないボディーがついているとさらに楽です。分解して部品取りができます。もしこれが動くボディーだと壊す気にはなれません。

アオリレンズラインナップ更新:

10. Schneider-Jsco 1:4.5 F=7.5cm
刻印: Schneider-Jsco 1:4.5 F=7.5cm
シャッター: PRONTORII
マウント: 非常に小さいため39mmに変換
購入: 松坂屋カメラ 3,000円 (Semi-Prince(6x45)ボディー付)

11. VOIGTLANDER VASKAR 1:4.5/105
刻印: VOIGTLANDER VASKAR 1:4.5/105
シャッター: PRONTOR-S
マウント: SEIKO 0番と同じ
購入: カメラのきむら日本橋店 6,300円

12. Carl Zeiss Jena Tessar 1:2.8 f=8cm
刻印: Carl Zeiss Jena Tessar 1:2.8 f=8cm
シャッター: なし
マウント: 42mm (Reflex-Korelleのマウントを流用)
購入: 松坂屋カメラ 10,000円 (Refex-Korell(6x6)ボディー付)


2005年11月11日 Carl Zeiss Jena Tessar 1:2.8 f=8cm

お昼休みに散歩がてら松坂屋カメラへ。一昨日はスプリングカメラしか見ていなかったのですが、よくみると他にもいろいろ使えそうなものがあります。ショーケースの奥のほうにReflex Korelleという多分6x6版のカメラを発見。Carl Zeiss Jena Tessar 1:2.8 f=8cmがついてます。レンズを見ると結構きれい。F2.8のテッサーは魅力的です。フォーカルプレーンシャッターのため、レンズにシャッターが必要なく、口径を大きくできるんですね。ボディーはぼろぼろで全く動く気配のため研究用で1万円とのこと。高いか安いか全く分かりませんが、F2.8のきれいなレンズに負けてお買い上げ。

 
きっと昔は高いカメラだったものと思われます。りっぱな皮ケース付。


解体前にちょっとファインダーをのぞいて見ると、とてもみにくい。小さなルーペがついているのですが、必要ですね。


多分6x6のようです。裏蓋を明けると布のシャッターが見えます。


マウントは42mmのようです。42mmのメスは他に持っていないので、カメラから取り外して使うことにしました。ついでに名札も。

 
Zeissらしいシルバーの端正なレンズです。特徴は鏡胴が斜めにカットしてあることです。大きなミラーとの干渉を避けながらヘリコイドでピント調節ができるようにしてあります。

 
袋蛇腹(いつもNationalの合成皮革の袋です。ジャンクで100円でたくさん買ったものですが、残り一個となりました。)に瞬間接着剤で42mmメスを貼り付けて完成。ついでにカメラの名札も貼り付けてReflex-Korelle/Tessar 1:2.8 8cmがEOSマウントで復活。


2005年11月10日 VOIGTLANDER VASKAR 1:4.5/105

神田の駅から日本橋のお客さんのところに歩いて行く途中で、偶然カメラのきむら日本橋店の前を通りました。2階が中古売り場と書いてあったので、帰りにちょっと寄ることに。なかなか豊富な品揃えです。以前から探していた安くてきれいなVOIGTLANDER VASKAR 1:4.5/105 があったので購入。6300円也。

 
PRONTER-SシャッターはSEIKO 0番と同じ直径なので、作成済みの蛇腹に取り付けられます。欠点としては、バルブ以外にシャッターを開放する手段がありません。レリーズも付けられないので、何らかの方法でシャッターを押したままにする必要があります。家に帰って輪ゴムをストロボの接点にひっかけてシャッターを開けっ放しにしてみると、問題なさそうでした。

このレンズのスプリングカメラ用のようです。前玉に距離指標が刻んであり、前玉をまわして目測で距離あわせができます。


2005年11月9日 Semi-Prince Schneider-Jsco 1:4.5 F=7.5cm

品川の松坂屋カメラ見つかりました。会社から歩いて5分なのですが、マンションの4階で地上には看板が出ておらず、見つけにくいです。品川駅港南口からインターシティーに入り、2階の通路を一番奥まで行くと、歩道橋になります。歩道橋からマンションの4階に松坂屋カメラと書いてあるのが見えます。地上を歩いていても、これはほとんど見えません。

松坂屋カメラには期待通りあやしいカメラがたくさんありました。この前買ったYashinonのついたポラロイドのボディーも置いてありました。ボディー付でも私の買ったレンズだけの値段より安かったです。レンズのカビが目立ちましたが。

Semi-Princeというセミ版のスプリングカメラが研究用で三千円。レンズを見るとSchneider-Jsco f:4.5 F=7.5cmがついていて比較的きれいだったので購入。セミ版(645)だけあってとても小さなレンズです。


Semi Princeのボディーはひどい状態でしたが、レンズの状態はまずまず。スプリングカメラは蛇腹でピント調節ができないので、レンズを回して距離を決められます。


Semi Princeの裏蓋を開けたところ。蛇腹がきれいにたためて、閉じた状態ではコンパクトです。レンズが小さいのがよく分かります。蛇腹を温存したままレンズを取り出したかったのですが、ねじが固着しており、結局蛇腹を破いて取り出すしかありませんでした。

 
取り出したJsco 7.5cm。PRONTORIIシャッターも快調でした。Tがあるのでシャッター開放も簡単。Jscoはどうやらイスコと読むようです。レンズボードの径がとても小さいので、専用の袋蛇腹を作るか、39mmに変換するか。蛇腹の数を増やしたくないので、ジャンクの引き伸ばしレンズのマウントを使って39mmに変換することにしました。


FUJINAR-E 50mmの古いのが500円で売っていたので、これを解体することに。ビックカメラでコンパスを買ってきて(2400円ほど)きれいな解体を目指しました。このコンパスなかなか優れものです。しかし、このレンズは真鍮の削りだしで高級な作り。一体の鏡胴に絞りを挟んで前玉と後玉をねじこむ作り。

 
絞りの穴が非常に小さいので、結局カナノコで切断することに。万力に挟んでギコギコ。そんなに硬い材質ではないので、手作業でも何とか切れます。ちなみにこの万力、底全体が吸盤になっており、一旦吸い付くと絶対離れません。

  
ボディーから切り出したレンズボードを39mmネジに瞬間接着剤でくっつければ、ライカLマウントのイスコの出来上がり。

 
レンズボードが平らではないため、センターをずらさないと接着できません。後ろから見るとかなりセンターがずれていますが、私の使い方ではなんら問題になりません。手でちょっとずらせばいいだけですので。Tessar13.5cmと同じ蛇腹が使えます。


2005年11月5日 CCDのゴミ問題

手製の袋蛇腹からはやたらとゴミが出て、CMOSセンサーにつきます。普通のレンズではそれほど気にならなかったのですが、手製の袋蛇腹では気になります。合成皮革の古い袋を使っているため、どうしてもレンズの中でゴミが出てしまいます。蛇腹を伸ばしたり縮めたりすると、レンズの中でゴミが舞い上がって、CMOSセンサーにつきます。また、普通のレンズはそれほど絞らないので気にならないのですが、古いレンズは絞って使うときがあるので、ゴミが目立つんですね。EOS10Dはちょっと古いので、ゴミがついても気になりませんが、新しいカメラに手製の蛇腹をつける気はしません。(まだ買っていませんが) 当面10D専用ですね。ただし、ゴミは非常に大きなものなので、自然に落ちることもあるようです。


2005年11月4日 アローカメラ我楽多屋

昨日、仕事の帰りにカメラ雑誌に広告を出しているアローカメラ我楽多屋 (http://homepage2.nifty.com/arrow-camera/kaitori%20.html)に寄ってきました。全部ジャンクですが、変わったものがあっておもしろかったです。大判のレンズは置いてなく、中版のスプリングカメラと二眼レフを見たのですが、どれもレンズの状態が悪く結局何も買わずに退散。閉店は平日7時、休日5時と早いので注意。


2005年11月3日 中古カメラ店のリスト

中古カメラ店のリストは次のようなものを使わせてもらっています。
http://www.thephotolife.com/camera-u/index.html
http://www.kiwi-us.com/~mizusawa/penguin/CAMERA/CAMEmap/index.shtml
昔、高輪の明治学院大学の近くにあったカメラ屋さんでOM-4とPENTAX 6x7を買ったのですが、今はなくなってしまい、店の名前も忘れてしまって調べられませんでした。昨日アサヒカメラをみていたら松坂屋カメラ(確かそんな名前だった)の宣伝がありました。品川の私の会社のすぐ裏に引っ越して営業しているとのことでした。昼休みにでも行ってみたいと思います。


2005年11月2日 アオリレンズのリスト

短期間にたくさんアオリレンズを作ったのですが、すでにどれがどれだか分からなくなってきたので、リストにまとめます。一応全部EOS10Dで使えるようにしました。自分のためのメモです。撮影の方はさっぱり進みません。

1. MAMIYA-SEKOR 100mm F3.5
刻印: MAMIYA-SEKOR 1:3.5 f=100mm
シャッター: セイコー
マウント: マミヤプレス
購入: フジヤカメラ ジャンク館 3、000円

2.FUJINON 150mm F5.6
刻印: FUJINON W 1:5.6/150
シャッター: SEIKO-0
マウント: SEIKO-0
購入: フジヤカメラ2階 8、400円

3. EL NIKKOR 75mm F4
刻印: EL-NIKKOR 1:4 f=75mm
シャッター: なし(引き伸ばしレンズ)
マウント: ライカL
購入: フジヤカメラ 用品館 3、280円

4. Symmar 135mm F5.6
刻印: Schneider-Kreuznach Symmar 1:5.6/135
シャッター: COPAL No0
マウント: COPAL-0
購入: 大庭商会 13,000円

5. Tessar 135mm F4.5
刻印: Carl Zeiss Jena Tessar 1:4.5 f=13.5cm
シャッター: COMPUR
マウント: ライカL
購入: 代々木カメラ 18,000円

6. Fujinar 105mm F4.5
刻印: Fujinar-E 1:4.5 f=105mm
シャッター: なし(引き伸ばしレンズ)
マウント: ライカL
購入: フジヤカメラ 用品館 580円 (ケースの底の部分がライカLのメスネジで金属製だったため、こちら目当てで購入)

7. Fujinon 75mm F5.6
刻印: Fujinon-EP 1:4.5/75
シャッター: なし(引き伸ばしレンズ)
マウント: ライカL
購入: フジヤカメラ 用品館 580円 (ケースの底の部分がライカLのメスネジで金属製だったため、こちら目当てで購入)

8. Yashinon 127mm F4.7
刻印: POLAROID PATHFINDER LAND CAMERA, YASHICA-YASHINON 1:4.7 f=127mm
シャッター: SEIKOSHA-SLV
マウント: SEIKO-0
購入: 三宝カメラ 7,850円

9. Xenar 105mm F3.8
刻印: Jos. Schneider & Co Kreuznach Xenar f3.8 F=10.5cm D.R.P.a
シャッター: COMPUR
マウント: 特殊サイズ
購入: 中古カメラ市場 10,500円


2005年10月29日 写真レンズの基礎と発展

27日から出張で福岡に来ており、帰りに長崎か広島にでも撮影に寄ってから帰ろうかと思ったのですが、結局今日も仕事で、帰りにちょっと福岡市内を撮っただけでおしまい。大きな本屋さんがあったので、古い大判レンズのカタログのような本はないかと探したのですが、そのような本は見つかりませんでした。その代わり、”写真レンズの基礎と発展”(小倉敏布著、朝日ソノラマ)を買うことに。素人でも分かる解説で、レンズ好きな人なら楽しめる本です。
http://shopping2.vcube.net/cgi-bin/Suser/detail.cgi?type=book&id=555
結構難しいことも書かれているのですが、非常に読みやすかったです。後で調べたら、非常に有名な本のようですね。一読をおすすめします。


2005年10月28日 蛇腹のコンパクト化

東京モーターショーにSymmar135mmを持っていったときの感想は、蛇腹がレンズより何倍も大きく、持ち運びにくいということでした。また、レンズが急に増えたため、いちいち専用の蛇腹と持っていたのでは大荷物になってしょうがないです。そこで蛇腹を改良しました。ポイントとしては、

1. ライカLマウントについては、外からレンズ交換ができるようにした。
 
引き伸ばしレンズのケースから切り取って作った39mmスクリューのメスを糸と接着剤で外から蛇腹に貼り付けました。これで外からレンズをねじ込んで交換できるようになりました。Tessar 135mm、引き伸ばしレンズなど、すべてのライカLマウントのレンズに対応できます。

2. SEIKO-0/COPAL-0/SEIKOSHA-SLVシャッター用は、シャッターレンチなしで手で締められるようにした。

SEIKO-0などのシャッターを使うレンズの場合、後玉が大きく、外からねじ込むことはできません。どうしても後玉をはずして、シャッターレンチでネジをしめ、その後再び後玉を取り付ける必要があります。(写真のYsahinonの場合は後玉が小さいので例外ですが) そこで、レンズボードのネジに大きなわっかを貼り付け、手で簡単に締めたり緩めたりできるようにしました。ジャンクのシグマレンズを分解したときに、ちょうどいい大きさのわっかが出たので、これを使いました。これにより、蛇腹のファスナーを開ける、わっかを手で回してレンズをはずす、レンズをつける、ファスナーを締めるという手順で交換ができるようになりました。シャッターレンチは不要です。使えるレンズはSEIKO-0/COPAL-0/SEIKOSHA-SLVシャッターを使うレンズすべてです。

3. エクステンションチューブによるフランジバックの調整

大判のレンズは焦点距離とフランジバックがほぼ同じです。蛇腹を使うため、35mmレンズのようにレトロフォーカスとかテレフォトとか呼ばれるフランジバック調整が行われていません。私の作った小さな袋蛇腹は75mmレンズに合うように作ってありますので、それより長い焦点距離のレンズの場合、レンズを前に出す必要があります。従来は長いレンズには長い蛇腹を準備していたのですが、かさばるため、エクステンションチューブを使います。以前中古で3000円で買ったキャノン純正(25mm)に加え、新たにケンコーの3本セット(12mm、20mm、36mm)を買いました。これにより最大93mmレンズを前に出せますので、75mm+93mmで180mmレンズでも耐えられるシステムとしました。

Yashinon 135mmを取り付けたところです。これで無限遠からマクロまでアオリが利きます。

これはマクロで撮影したサンプル(キャノンのコンパクトデジカメ)です。ちょっとアオルことにより、手前から奥まで簡単にピントを合わせることができます。


2005年10月27日 Xenar 10.5cm F3.8

仕事の帰りに新宿の中古カメラ市場に寄ったら、Jos. Schneider & Co Kreuznach No 356964 Xenar f3.8 10.5cm D.R.P.a と刻印されたレンズ(COMPURシャッター付)が10,500円で売られていたので買いました。最初見たときはゴミがたくさん入っていたのですが、お店の人に後玉をはずしてブロアで吹いてもらうと、結構きれいになりました。
 
後で調べたら、6x9のスプリングカメラ用のもののようですね。下のホームページはWelta Welturというカメラのものですが、私のレンズとはシャッターが違いし、刻印の向き(写真のはレンズの内側、私のはレンズの外側)も違うので、正確にはわかりません。
http://www.certo6.com/cam/welta.html

一見COMPUR 0番のように見えますが、レンズボードのネジの大きさが2mmほど小さい特殊なものです。これでは、SEIKO-0/COPAL-0の蛇腹とは共用できませんので、少し穴の小さい専用の蛇腹を作りました。ちょうど材料が揃っていたし、蛇腹作りは4回目なので、わずか30分ほどで終了。


2005年10月26日 Yashinon 127mm F4.7

仕事の帰りに目黒の三宝カメラに寄ったら、Yashica-Yashinon 127mm F4.7 (POLAROID PATHFINDER LAND CAMERA用、SEIKOSHA-SLVシャッター付、専用フード付)が7,850円で売っていたので買いました。
  
正面から見た時の特長は、YASHICA, POLAROID, SEIKOSHAと三社の名前が書いてある点と、EV値が書いてある点です。側面から見ると、非常に薄いことが分かります。後玉は非常に薄く、はずせないようです。フードはバネで押し込むものです。SEIKOSHA-SLVシャッターはSEIKO 0番と同じ大きさですが、レバーが一個少なくタイムもないため、バルブ以外ではシャッター開放にすることができません。お店の人もよくわからないようでした。右の写真のように、常にレリーズをつけてバルブで使う限りにおいては問題なさそうです。。

POLAROID PATHFINDER LAND CAMERAは後で調べたところ、1952-57年に売られていたようです。ポラロイドフィルム用のようですが、4x5のフィルムフォルダーもあるようで、イメージサークルは大きそうです。針金の枠をビューファインダーとして使っていたようで、シャッター開放機能を省略したようです。
http://www.krphoto.com/polaroid.html

少しクモリ、カビなどありますが、他のSEOKO-0, COPAL-0と同じ大きさのネジのため蛇腹を共用できますので、どんどん使っていきたいと思います。


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