2014.9.23 Kamakura 鎌倉

Camera: Nacht Exakta
Film: ReraPan 100-127
Schneider Kreuznach No 870382 Xenon f:2 F=8cm

Camera: Canon EOS 5D Mark II
Schneider Kreuznach No 870382 Xenon f:2 F=8cm
WOLLENSACK VERITO f-6 DIFFUSED FOCUS 6 1/2" No 13225
J. H. Dallmeyer LONDON 2212
Voigtlander & Sohn in Wien No 3626
P. ANGENIEUX PARIS F.50 1:1.5 TYPE S21 No 292043

Nacht Exaktaを持って初秋の鎌倉へ。フィルムは「かわうそ商店」のRarePan 100-127を使用。現像はアート・ラボ。途中でNacht Exaktaが故障したのでデジタルに切り替え。フィルム巻き上げとシャッターチャージの連動部分が破損。


Camera: Nacht Exakta
Film: ReraPan 100-127
Schneider Kreuznach No 870382 Xenon f:2 F=8cm



F=4.0-5.6, 1/600s, Negative - Positive - Closeup
Nacht Exaktaのシャッターは1/1000sまで切れますが、一段落として1/600sで使用。だいたい期待通りの露出ではありますが、シャッターのスリット幅が一定していないようで、右側だけ明るくなってしまいます。距離が5m以上離れていてF5.6くらいまで絞っていると、ピントは無限ロックのあたりでOKです。ウエストレベル・ファインダーは見難いし左右逆像です。横位置での撮影なら割と簡単です。


F=2.0, 1/100s, Negative - Positive - Closeup
シャッタースピードが1/100sなら均一な露出が得られます。近距離の場合ピント合わせは難しいです。まず横位置でピント合わせをしてから、縦位置に持ち直してフレーミングを行いました。縦位置だと上下逆像になるので非常に難しいです。


F=2.0, 1/100s, Negative - Positive - Closeup
手ぶれのせいだと思いますが、ぼんやりと写っています。デジカメだと手ぶれがはっきり分かりますが、フイルムだとほとんど分かりません。左手でシャッターを押すので、右手でしっかり支えなければなりません。

デジタル化は、ライトボックスの上にフィルムを置いてEOS 5D Mark II + Olympus OM Zuiko Macro 3.5/50mmで複写しました。RAWで撮影し、ネガの状態でダイナミックレンジを調整。これをPhotoshopで白黒反転。白黒反転後の調整を試みましたが難しかったです。ネガの状態で調整した方が少し画質が良い気がしました。


Schneider Kreuznach No 870382 Xenon f:2 F=8cm



F=2.0-2.8, Right: Pixel crop
昭和10年にドイツで製造されたNacht Exakta用のレンズ。自作のVP Exakta - M42アダプタを介してEOS 5D Mark IIで撮影。典型的なダブルガウス型のレンズで、絞り開放では甘い画像ですが、少し絞るとシャープになります。


WOLLENSACK VERITO f-6 DIFFUSED FOCUS 6 1/2" No 13225






F=6.0, Right: Pixel crop
大正時代にアメリカで作られたソフトフォーカスレンズ。北鎌倉の東慶寺の庭。ここは西向きのため午前中は陽が入りますが、午後になる徐々に陽がかげります。この写真は午後二時半ごろ、山に陽が遮られる直前です。


J. H. Dallmeyer LONDON 2212








F=3.6, Right: Pixel crop
1861年にロンドンで製造されたペッツバール型レンズ。シャープです。


Voigtlander & Sohn in Wien No 3626






F=3.6, Right: Pixel crop
1851年にウィーンで製造されたペッツバール型レンズ。シャープです。


P. ANGENIEUX PARIS F.50 1:1.5 TYPE S21 No 292043



F=2.0m Right: Pixel crop
Angenieux S21は開放ではソフトですが、F2.0に絞るとシャープです。彼岸花とコスモスと萩が見ごろでした。