2014.3.9 Kyoto 京都

Camera: Canon EOS 5D
Anthony petzval lens
BAUSCH & LOMB SUPER BALTAR 100mm f/2.0
Voigtlander Wien und Braunschweig No 10229

寒の戻りで全国的に寒いですが、梅はほぼ満開です。大阪の万博公園の梅まつりをmw氏に案内してもらった後、京都の北野天満宮へ。ここでPentax 645Dで撮影している人とカメラの話。話が長くなりすぎたので、急いで八坂神社方面にバスで移動。四条通りは混雑しており時間がかかります。したし、だいぶ陽が長くなっているので助かりました。


Anthony petzval lens







F=4.0, Right: Pixel crop
明治初期にアメリカのアンソニー社のカメラに付いていたレンズ。このレンズとよく似たサイズ、焦点距離、F値のレンズが、Ross, Dallmeyerなどでも製造されています。多分小さめの肖像写真(トランプから葉書くらいまでのサイズ)の撮影用に使われたものだと思います。明治時代にはまだ良い引き伸ばし機がなく、全部密着プリントでした。従って、レンズの焦点距離==湿板・乾板・フィルムのサイズ==プリントのサイズという式がほぼ成立します。大きな写真が高価なのは、高価なレンズ、高価なカメラと乾板が必要だったためです。映画の発達につれて映写機用の光源が改良され、これを応用した引き伸ばし機が登場しますが、それはしばらく後のことです。


BAUSCH & LOMB SUPER BALTAR 100mm f/2.0












F=2.0, Right: Pixel crop
昭和17年にアメリカで製造され、ハリウッドで35mm映画の撮影に使われたレンズ。
たくさんの方が和服で京都観光を楽しんでいました。最後の三組は台湾からの観光客で、しばし中国語会話の練習に付きあって頂きました。それなりに通じますが、単語力不足を痛感。まずは京都観光用語(たとえば今満開の梅の用語)などを少し練習しておきたいと思います。


Voigtlander Wien und Braunschweig No 10229




F=3.8, Right: Pixel crop
1862年(文久二年)頃にウィーンまたはブラウンシュワイグで製造されたペッツバール型のレンズ。万博公園の梅園にて。