2012.12.9 Shibuya 渋谷

Camera: Canon EOS 5D
C. Berthiot Fabricant Opticien Paris 21486 No.3
Voigtlander & Sohn in Wien und Braunschweig No 16869
Canon EF17-40mm F4L USM

代々木公園の紅葉はなかなか見事でした。特に何があるというわけではありませんが、明るいので明治28年頃製造されたベルチオのアプラナットのテストに適していました。多分F9位の位レンズなので明るい方が助かります。こんなに明るくてもブレている写真が多いので、暗いと厳しいです。


C. Berthiot Fabricant Opticien Paris 21486 No.3












F=9.0, Right: Pixel crop
明治28年頃パリのクロード・ベルチオ社で作られたアプラナート型のレンズ。焦点距離約24cm。約F9.0。小さくて軽いレンズです。1840年に開発されたペッツバール型レンズはF3.6と明るく、ポートレート写真に適していましたが、大きくて重くて長いので、機動力はありませんでした。写真館の据え置き型の大型カメラに取り付けられ、同じ場所で何十年も使い続けられたのだと思います。画家に肖像画の制作を依頼する代わりに、ダゲレオタイプで肖像写真が撮影され、居間に飾られました。
1851年に湿板写真が発明されると、一枚のガラス原板から多数のプリントが得られるようになります。アマチュア写真家も増え、少し暗くても小型軽量で、風景にもポートレートにも使えるレンズの需要が増えました。これに応えるため、1866年にアプラナットまたはラピッドレクチリニアと呼ばれるレンズが開発されました。明るさはF8程度ですが、小型・軽量・広角という条件を満たしました。この型のレンズは多数のメーカーで制作され、長期間使われ続けました。幸い今日ではあまり人気がなく、往年の銘レンズを安く入手することができます。


Voigtlander & Sohn in Wien und Braunschweig No 16869







F=3.6, Right: Pixel crop
嘉永四年にウイーンで製造されたレンズ。


Canon EF17-40mm F4L USM









F=5.0, Right: Pixel crop
2003年にEOS 10D用の広角レンズとして購入したレンズです。大人数の集合写真に適しています。集合写真の場合ある程度絞らないと全員にピントが来ないので、F2.8である必要は感じれれません。F5.6だとストロボが届かなくなるので、F4.0でちょうどよい感じです。広角側はかなりの樽型歪曲がありますが、これが集合写真で威力を発揮します。歪曲のない超広角レンズでは上段の端に並んだ人の顔が斜めにひどく伸びるので使いにくいのです。建築写真以外の一般の風景では歪曲は全く気になりません。