2012.4.21 Yokohama 横浜大道芸

Camera: Canon EOS 5D
A. Ross London 6008
J. H. Dallmeyer London 16934
ROSS. LONDON. PATENT 75M/M (3IN) XPRES F.1.9 No 132046

A. Ross (Rofs) Londonは 1858年(安政4年11月17日 - 安政5年11月27日)頃の製造。このレンズのテストに横浜大道芸に出かけました。横浜では横浜大道芸野毛大道芸大などのイベントが開催される他、4月と5月は山下公園やみなとみらい周辺で土日には各種の大道芸を見ることができます。観光客の誘致には大いに貢献しているようです。この日は曇り空で、4月中旬とは思えない寒さ。ダウンジャケットを着てちょうどよかったです。出演者の方は大変ですが、魅力的な被写体がいっぱいあって楽しく撮影できました。


A. Ross London 6008






















F=5.6, Right: Picel crop
曇天でこれだけコントラストはあれば優秀だと思います。標準的なペッツバールレンズです。被写体がひとりのポートレートなら申し分のない描写です。とにかく顔を光軸付近に持って来て、しっかりとピント合わせをすれば、間違いなくシャープな写真が撮れます。


F=5.6, Center:Upper left corner, Right:Bottom Right corner
一方、風景を撮影すると、像面湾曲が問題となります。35mmカメラでもはっきり分かりますので、大判フィルムだと顕著になります。画面中心は船にピントが合っていますが、画面左上ではピントがはずれ、画面右下では手前のタイルにピントが合っています。


F=5.6, Center:center, Right:Upper Rigfht corner
同様に、画面中心では修学旅行生に、画面右上では手前の木にピントが合っています。


J. H. Dallmeyer London 16934






F=4.0, Right: Pixel crop
1851年、John Henry Dallmeyer(1830-1883)はAndrew Ross親方(1798-1859)の会社に入ります。 DallmeyerはRoss親方に気に入られ、親方の次女のハナと結します。1859にRoss親方が亡くなると、独立を決意し、1860年からレンズの改良に取り組みます。このレンズは設立9年目の1969年に作られたものですので、Ross親方のレンズよりは、ほんの少し性能が良いように思われます。ほとんど見分けはつきませんが。


ROSS. LONDON. PATENT 75M/M (3IN) XPRES F.1.9 No 132046

F=16, Right: Pixel crop

F=16
絞って被写体ブレを狙ったのですが、曇り空だと地味ですね。顔だけに一瞬直射日光が当たる条件が理想的なのですが。
このレンズは1936年頃製造ですから、上のペッツバールレンズから78年後。今から76年前です。