2011.10.1 Sakurai 桜井

Camera: EOS 5D
Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:2 f=10cm 151058 D.R.P

桜井駅で自転車を借りて、初瀬街道を東へ。三輪山の南麓を長谷寺は向かいます。20分ほどで出雲に着きます。 さらに10分ほどで長谷寺に到着。長谷寺にお参りした後、桜井方面へ引き返し、天の香具山を目指します。 途中、磐余(いわれ)という看板が出ていたので、稚櫻神社に参拝。神武天皇は日本書紀では神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと) ですから、このあたりと関係が深そうです。磐余稚櫻宮は、神功皇后、履仲天皇が宮殿を営んだ場所です。稚櫻神社は小高い丘の上にあり、正面に三輪山が見渡せます。天の香具山が西の畝傍山や葛城を向いているのに対し、その北隣の稚櫻は北の三輪山を向いています。ここは宮殿というよりは、戦うための城のように感じられました。



















F=2.0, Right: Pixel crop
1924年発売の初代Ermanoxに付いていたのがこのレンズErnostar F2です。翌年には早くもErnostar F1.8に変わります。初代のErnostar F2は短期間しか製造されておらず、皆似たような製造番号です。初代F2は良いレンズなのに、すぐにF1.8に変わったのは、多分一番前のレンズが貼り合わせだったのが嫌われたのではないかと思います。F値の小さな明るいレンズの方が購買意欲をそそります。F値を小さくしようとすると一番前のレンズの直径を大きくしなければまりません。一番前のレンズを大きくしたからと言って明るいレンズになるとは限りませんが、とにかくF値は小さくなり、顧客の購買意欲をそそります。一番前のレンズが貼り合わせのない薄いメニスカスだと簡単に大きくできますし、コストも重量も削減できます。Ermanoxカメラは徐々に大きなフォーマットになり、イメージサークルを確保するために長焦点になります。第一群が薄いメニスカスである方が都合が良かったのです。

そういえば、Cookeのトリプレット以降のレンズは、PlanarもUnarもTessarもErnostarもOpicも、一番前と一番後ろが凸レンズで、その間に凹レンズを挟むような設計になっています。一番前のレンズで光を中央に集めるため、その後ろの凹レンズは小さくてすみます。レンズを貼り合わせにして収差を補正するなら、大きな前玉より、小さな中玉の方が道理にかなっているような気がします。