2011.5.22 NEX-3 Test 近所

Camera: Sony NEX-3
ULTRASTIGMAT F:1.9 SER.I 50mm GUNDLACH-MANHATTAN OPT.CO. ROCHESTER.N.Y
Askania-Kino-Anastigmat 1:1.8 f=50 Nr. 509052 R
WRAY LONDON No231976 35mm CINE-UNILITE f.2

Ultrastigmat vs. Askania-Kino vs. Cine-Unilite

NEX-3とレンズ3本をお借りし、近所でテストしてみました。レンズ3本ともマニア垂涎の超レアレンズであり、歴史的な価値があります。多分3本とも35mmシネ映画用のレンズですのでAPS-CのNEX-3によるテストは適切だと思います。特にUltrastigmatは希少で、私はこれ一本しか見たことがありません。1916年にシカゴの光学者であるチャールズ・C.マイナーが考案した新型のレンズです。3年後の1919年にエルネマンのベルテレがこの型のレンズの研究を開始し、1923年にエルノスター F2.0として華々しく登場します。これが有名になり、その後この型はエルノスター型と呼ばれるようになります。Ultrastigmatは忘れられ、わずかに歴史書にその名を留めるだけとなりました。忘れられた歴史的レンズの現物を借用できた幸運に感謝します。

慣れないカメラですので現像パラメータは追いこめていません。ちょっと色がおかしいかもしれませんが今後徐々に調整します。


Ultrastigmat vs. Askania-Kino vs. Cine-Unilite


Ultrastigmat ------- Askania-Kino ------- Cine-Unilite



Ultrastigmat ------- Askania-Kino ------- Cine-Unilite



Ultrastigmat ------- Askania-Kino ------- Cine-Unilite



Ultrastigmat ------- Askania-Kino ------- Cine-Unilite



Ultrastigmat ------- Askania-Kino ------- Cine-Unilite
撮影モード:A
画像サイズ:L 14M
画質:スタンダード
ISO 200
露出補正: 0,.0
WB: 太陽光
DRO/オートHDR: OFF
クリエイティブスタイル: ポートレート
コントラスト: -3
彩度: 0
シャープネス: 0


ULTRASTIGMAT F:1.9 SER.I 50mm GUNDLACH-MANHATTAN OPT.CO. ROCHESTER.N.Y



F=1.9, Right: Pixel crop
予想したより良く写ります。1916年(大正5年)当時はF1.9のレンズなんて他にありませんので、映画撮影の可能性を広げる画期的な新レンズだったと思われます。映画撮影用のレンズの需要はアメリカ合衆国が多かったと思われますので、このレンズがでの需要がアメリカで開発されたのは当然だと思います。とにかく、このようなレンズがデジタルカメラで手軽に使える時代になったのは素晴らしいことです。


Askania-Kino-Anastigmat 1:1.8 f=50 Nr. 509052 R


F=1.8, Right: Pixel crop
このレンズの型は不明です。反射を見ると、ダブルガウスではなさそうです。結構大きなレンズで安定し写りです。


WRAY LONDON No231976 35mm CINE-UNILITE f.2







F=2 - F5.6, Right: Pixel crop
大変シャープなレンズです。製造年は分かりませんが、戦後しばらくしてからのものだと思います。周辺は少し暗くなりますが、現代のレンズと変わらないシャープさです。このレンズは歴史的に重要なのですが、ほとんど注目されることはありませんでした。後にこの型のレンズが結構たくさん製造されたと推測しますが(たとえばライツのプロジェクタレンズにもこの型のレンズがありました)、ユニライト型と呼ばれることもなく、目立たない型です。そこがこのレンズの最大の魅力です。