2010.1.24 Minka-en 日本民家園

Planar(1899) vs. Opic(1930s) vs. Speed Panchro(1940s)

Camera: EOS 5D
Planar 1:3,6 F=110mm Serie Ia No 36606 Carl Zeiss Jena
COOKE ANASTIGMAT LENS No183063 4 1/4 INCH SERIES O f/2
COOKE SPEED PANCHRO LENS No282574 75MM f/2

久しぶりに古いプラナー 3.6/110mmを持ちだしてみました。 このレンズはシリアルナンバーから1899年製造だと推測できます。これより古いプラナーをずっと探しているのですが、まだ見つかっていません。 戦後になってツアイスがプラナーという名前のレンズを大量に製造していますし、最近ではコシナがプラナーを販売していますので、 1899年以前のプラナーをWebでうまく検索することができません。
1897年頃設計された初代のプラナーは、ウナーやテッサーの陰に隠れてしまい、あまり成功しませんでした。1920年になってテーラー・ホブソンの リーがプラナーを改良してOPIC F2を出しますが、これもエルノスターの陰に隠れてしまい、あまり成功しませんでした。しかし、しばらくすると、シュナイダーのクセノンや、 ツアイスのビオターなどが追随を開始し、1931年にリーが開発したスピードパンクロがハリウッド映画でやっと成功をおさめます。この歴史を追いかけるべく、 Planar 3.6/110mmとOPIC 2/108mmとSpeed Panchro 2/75mmと比較してみました。


Planar(1899) vs. Opic(1930s) vs. Speed Panchro(1940s)

F=3.6 Shrink

Planar 3.6/110mm(1899) ----- Opic 2/108mm(1930s) -- Speed Panchro 2/75mm(1940s)

F=3.6 Pixel crop

Planar 3.6/110mm(1899) ----- Opic 2/108mm(1930s) -- Speed Panchro 2/75mm(1940s)


F=2.0 Shrink

Planar 3.6/110mm(1899) ----- Opic 2/108mm(1930s) -- Speed Panchro 2/75mm(1940s)

F=2.0, Pixel crop

Planar 3.6/110mm(1899) ----- Opic 2/108mm(1930s) -- Speed Panchro 2/75mm(1940s)

考察: 順光でコントラストが高い被写体なので、違いがよく分からない(つまり実験失敗)。 それと、Opic 2/3inchとSpeed Panchro 2/4.25inchが欲しい。それにビオター F2とも比べてみたいものです。ちなみにツアイスの台帳に記載されている中判用のBiotarは次の通りです。
Biotar 8cm F2 1,474本 1933年 Exakta 4x6.5
Biotar 10cm F2 318本 1937-1940年 Exakta 6x6
Biotar 10.5cm F2 300本 1942年
Biotar 12cm F2 4本 1941年


Planar 1:3,6 F=110mm D.R.P. 92313 Serie Ia No 36606 Carl Zeiss Jena







F=3.6 Right: Pixel crop
今日はこころなしか以前より良く写っているような気がします。


COOKE ANASTIGMAT LENS No183063 4 1/4 INCH SERIES O f/2







F=2.0, Right: Pixel crop
ISO 1600まで上げているものはノイズが目立ちますが、気にしないでください。やっと見つけたOPIC 4.25inchですので、少し贔屓目に見てしまいます。OPIC 3inchは未だ見つからず。


COOKE SPEED PANCHRO LENS No282574 75MM f/2






F=2.0, Right: Pixel crop
初代スピードパンクロ 2/75mmはカラーバランスも良く気に入っています。75mmのシネレンズを一本だけ使って映画を撮影しろと言われたら、多分これを選ぶと思います。