逆光の難しさ

陰に入れるかまたは逆光にして、顔の醜い影を防ぎましょう、というのがセオリーだと思います。バックが暗いと顔の写りが良くなります。戦前のノンコートのレンズを使う場合はなおさらです。今までそのような場所ばかり選んで三脚を立ててきたわけですが、ワンパターンになりがち。なので、難しい条件で撮影を試みるのですが、やっぱり失敗した例を解説します。

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白川巽橋の南側にて。巽橋の上は混雑しているので、辰巳大明神のあたりから巽橋をバックにした構図。ほぼ真上からの直射日光を避けて木陰に入ってもらったのですが、これが失敗。日向の方が良かったようです。

・ 近寄りすぎたので巽橋が見えない
・ 顔に変な木漏れ日が当たっている
・ 顔よりバックの方が明るく、顔の滑らかさに欠ける

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嵐山の渡月橋の東岸南側で撮影。香港から来たカップルで、8×10のディアドルフに興味津々。しばらく中国語の練習にお付き合いいただいた後、記念撮影。木陰に入ってもらったのですが、桂川の水面が非常に明るくて、顔の写りが悪い。

・ カメラを引くと日向に出てしまうため、近づきすぎて渡月橋が見えない。
・ 顔にコントラストがなく、滑らかさに欠ける。
・ バックが明るすぎてハレーションを起こしている。

「逆光の難しさ」への4件のフィードバック

  1. 明日撮-鉄刺さん、ありがとうございます。原宿や京都の路上ではライティングは思うようにはいきませんが、屋内で撮影する時にいろいろ試してみたいと思います。ただ、江戸時代のレンズを使いたいので、かろうじてウォーターハウス絞りはあるが、シャッターは付いていないし、もちろんストロボのシンクロなどできませんので、ちょっと考えてみます。
    それと、8×10のポートレートを一日で大量に(50枚程度)撮影する方法も考えねばなりません。(取り枠が9個(18枚分)しかないので、多分ダークバッグしかない)

  2. コダック プロフェッショナルポートレートテクニック DKP-179 (1981年日本語版)p. 46に「ポートレートの芸術は、光の配置の芸術です。スタジオにおいては、これは必要なところに光をあてることを意味しますが、屋外撮影においては、これは、必要でない所から光を取り去ることを意味することが多いのです。」と作例写真の注釈があり、斜め上あるいは、真上からの天空光(p. 43)を42インチの黒い遮光板でさえぎっています(これらの作例には空は、写っていません)。
    4点の空が写っている屋外撮影の作例中2点の空の面積は、10%位で、空が40%位写っている男性の作例は、顔の左のみに光が当たっているスプリット・ライティングです。残りの1点は、合成写真です。
    昔のフィルムカメラの時代にフラッシュ・メーター、ディフューザー、レフ板を使って屋内で最多で5灯エレクトロニック・フラッシュ、屋外で多灯フィルイン・フラッシュ撮影(物撮)をしましたが、キャッチライトと照明比に気を使いました。

  3. 8×10でストロボを使うのは斬新ですね。今度やってみます。キャップで一秒間露光している間にストロボをフル発光させればいいわけですからシンクロする必要はない、ということに気付きました。GN40のストロボをISO100/2mで使うとF20ですからちょうどよいくらいの光量ですね。

  4. レフ板を使って少し光りを当ててやればましになるかと思います。ストロボなども使うのも良いかもしれませんが画像が平面的になるかもしれません。

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