GUNDLACH Turner-Reich ANAST F7.0

GUNDLACH MANUFACTURING CORP. FAIRPORT, N.Y. 8×10 Turner-Reich ANAST. F:7.0 SER II 206013 (Front surface of front element)

EQ. 12″ 304.8 MM FR. 25″ 635 MM (side surfacr of front element)

Turner-Reich 206590 BACK 19.7″ 500.4 MM (rear element)

(Vade Mecumから引用)

Series 11 f6.8 5in [8+12in], 6.25in [11+14in], 7.5in [12+18in],
8.5in [14+20in], 10.5in [18+24in], 12in [21+28in], 15in [24+36in].

The foci of the individual cells are given in brackets. Here the components differ in focus, and either can be used but the
longer is better placed in front at infinity. Unusually all the convertibles here are marked as f6.8 max. with one
exception below. There may be variants: thus one noted has an aperture of f7.0 as 12in and this may be where
the different cell foci can lead to a slower lens.

(各レンズセルの焦点距離が刻印されている。どちらが前でも構わないが、長焦点のセルを前にしたほうが無限遠の性能は良くなる。普通はF6.8であるが、例外的に12inでF7.0のものがある。焦点距離が異なるため暗くなったものと思われる。)

t3

その例外のF7.0です。1/50sまでしかないBETAXシャッターに入っています。廉価版っぽい感じですね。このシャッターは一応動いています。(シャッター速度は表示よりだいぶ遅いようですが)

t1このレンズは5枚貼り合わせx2という大変ユニークな構成です。

t2

前後のレンズお製造番号が違います。多分、一方のレンズが壊れたので、他のものと入れ替えられたのだと思います。

t4

左側が以前からあるF6.8のもの(28″+21″=12″)。1/150sまである高級そうなILEXシャッターに入っています。右側が今回のF7.0。刻印は前玉25″、後玉19.7″、両方で12″なのですが、どうみても11″くらいしかなさそうです。

前玉の口径が43.6mmですので、計算上はF6.8と書いてあるレンズがF7.0程度で、F7.0と書いてあるレンズがF6.4程度です。多分廉価版として販売するF7.0の方が高級品より明るいと都合が悪いので、ほんの少し暗めに刻印したのだと思います。

t5 t6

レンズの直径自体は同じで、互換性があります。シャッターのスクリューの光景は廉価版の方が少し大きいので、金具で調整してあります。

高級版のILEXシャッターは1/150sを実現するため、合成樹脂のような軽いシャッター羽根を使っています。このシャッター羽根が一枚失われており、現在は使えません。

廉価版のシャッターは1/50sでいいため、シャッター羽根は薄い真鍮版が使われています。この羽根は耐久性があるようで、いまでもシャッターとして機能します。