馬車道の白黒写真の説明

ふだん http://www.ksmt.com/ に大量にレンズ毎の作例を掲載していますが、写真の説明はほとんどしていません。写真を見て頂ければ描写は分かると思いますので、説明文を書く暇があったら一枚でも多くの写真を掲載しようと思っています。

ブログは一般に写真一枚ずつ説明するのが普通ですので、たまには普通に説明してみたいと思います。

Camera: Ihagee Nacht Exakta
Film: efke R100-127
Lens: Schneider Kreuznach No 870382 Xenon f:2 F=8cm D.R.P.

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午前10時半に馬車道駅付近に行ったら、すでに鹿鳴館時代の衣装を着た方々の撮影会が始まっていました。最初はカメラマンで混雑していましたので、Nacht Exaktaで撮影することはできません。上からファインダーを見る関係上、カメラをお腹のあたりまで下げなければなりません。このため、列の一番前に出なければなりません。カメラを上下さかさまにして頭上に差し上げる方法を試してみましたが、これはかなり危険だし、ピント合わせ困難なので、やめました。

この写真は人物もバックも日陰のため、普通に描写されています。ビルが高いので、前方に全く空が入らず、完全な順光条件になっています。ピントもまあまあで、今までNacht Exaktaで撮影した写真の中では、一番まともに写っています。

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Nache Exaktaで縦位置の撮影は困難です。左右逆像のため、横位置でもうまく水平になりません。縦位置だと上下逆像になり、さらに水平が保てなくなります。縦位置ではピント合わせできないので、まず横位置でピントを合わせて、後でカメラを縦にして撮影しています。その時、ちょっとピントがずれたようです。

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バックに明るい空があり、逆光になっています。今のカメラだとまったく問題ない条件ですが、昭和10年当時のレンズでは問題になります。逆光なので、より昔風の写真に見えるともいえます。この写真は白黒フィルムで撮った写真の中で最も昔の雰囲気が出ていると思います。

画面中央に白っぽいフレアが出ており、コントラストが低下しています。レンズに深いフードを取り付ければ多少改善されると思いますが、この写真は場合には明るい空が直接画面に入っているので、多分完全にはフレアは取れないと思います。もうちょっとカメラを右に振って、直接空が入らないようにすれば、フードがよく効くと思います。ただし、このレンズに合うフードはないので、手作りになります。その時、カメラの外観を損ねないようにするのが難しです。

タスキをかけているのが横浜観光親善大使で、それ以外の方は公募で選ばれた方だそうです。撮影会の後も馬車道付近を歩いておられますので、別に急がなくても、ゆっくり撮影できるようでした。