Ross LONDON 3487

A. Ross LONDON 3487

r1 r2Rossの3487番は1851年頃(嘉永四年頃)の製造ということになります。Voigtlanderの3626番も1851年(嘉永四年)と考えられますので、RossとVoigtlanderはだいたい同じ本数のレンズを生産したいたと考えられます。

Voigtlanderの精密な刻印に比べるとRossの刻印はずいぶん雑です。本当にRossの3487番なのか? という疑問はありますが、ネットで同年代のレンズを調べると似たような刻印ですので、まあ本物と考えることにします。

r3ペッツバール型です。ガラスが金属枠に接着されている点は他のRossレンズと同じです。

r5 r4

1851年にはまだ絞りは使われていませんので、このレンズには絞りはついていない と思っていたのですが、よく見るとwaterhouse絞りのスリットがありました。しかし、この位置ではラックアンドピニオンギヤを絞りを一緒に使うことはできません。後年になって、蛇腹でおピント合わせができるようになったので、ラックアンドピニオンギヤが不要になり、その代りに乾板の普及で必要となった絞りの穴をあけたのかもしれません。

この絞り板を入れるスリットの切り方がずいぶんいい加減です。普通は光線漏れがないようにワッシャーを二枚入れて、その間に絞りを差し込むのですが、ワッシャーが全くありません。これでは絞り板をいつも同じ位置に置くのは難しいと思います。

少し疑問はありますが、まずは使ってみたいと思います。

「Ross LONDON 3487」への2件のフィードバック

  1. スピグラはシャッターが付いているのでいいですね。ディアドルフはシャッターがないので、ちょっと工夫が必要です。とりあえずは暗い室内で1秒露光専門で行こうと思います。

  2. これはまた古いレンズが見つかりましたね。
    うらやましい限りです。
    刻印は、筆記体部分を見る限りかなりきれいに思います。

    以前は35mm使用を前提に焦点距離の短いものを懸命に探しましたが、大判がひと通り揃うとそんな制約が無くなって、製造元や年代を優先に購入できるのがよいですね。
    わたしも、スピグラにフォクトレンダーのペッツバールをセットしてみました。
    フォルダーをうまくセットできれば手持ちも可能そうなのでセットする練習をしなくてはと思っているところです。

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