Hermagis 31939 (around 1880)

Hermagis(エルマジ)社のペッツバールレンズ。湯島天神で日本在住の若いフランス人の方にペッツバールですね、と声をかけられたので、Hermagisの発音を聞いたのですが、結局発音は良く分からず。エルマジでも問題ないようです。

h6

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HERMAGIS Optn Fabt Btes,g,d,g Paris

製造年ははっきりしませんが、多分1880年代の製造だと思います。フードの付け根を黒く塗ったレンズは1876年頃に登場しますので、それよりは新しいと思います。

h1ペッツバールレンズの前群は貼り合わせですが、このレンズは分離しています。元々のバルサムの貼り合わせが痛んだので、バルサムを取り除いただけで、再度貼り合わせを行わなかった状態だと推測します。驚いたのは、バルサムで貼りあわせなくても結構シャープに写ることです。レンズの凹面と凸面は完全に一致しており、吸い付く感じで、ほとんど空気が入っていないせいだと思います。

hb

分離した前群。

h2中玉にはコバ塗りされています。1850年代のレンズにはコバ塗りはありません。1870年代にコバ塗りが始まったと思われますがはっきりしたことは分かりません。

中玉の鉛筆書き

h3(113 161-97) 測定結果だと思います。

h4Hermagis

h5a Paris

h8製作したアダプタ。座金は失われていたのですが、がらくた箱に偶然ぴったりの座金があったので流用。

h9焦点距離が結構長いので、ヘリコイドを二個入れました、一個だとポートレートの時に寄れなくて困ります。

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Pentax 6×7に取り付けたところ。これだとちょっと無限が出ていませんが、風景は撮らないので大丈夫です。ラックアンドピニオンギヤのノブは右手用ですので、ひっくり返して左手で操作できるようにしています。ただ、ネジの方向が逆になるので、操作には慣れが必要です。

「Hermagis 31939 (around 1880)」への4件のフィードバック

  1. やっぱりフランス語勉強しょうようかなぁと思います。レンズ研究はもちろんのこと、いろいろなことに役立つような気がします。

  2. イントネーションですが、エではなくジーにアクセントがありました。
    エルマジではなくエルマジーと表記するのでそうではないかと思っていました。
    しかし、そのフランス女性がエルマジーかエルマジスかはよく分からないと言われていたのが気になっています。

  3. そうですね。フランス人に聞いても結局発音が聞き取れないので役に立ちません。Hermagisの古いレンズは高いのが多いですね。中将姫光学さんがNo 2163という古いのを入手されたので、そのくらいのを狙っていたのですが、No 31939という割と新しいのしか見つかりませんでした。

  4. フランス語は、最初のHの発音しないのですね。本当ならヘルマジーとかヘルメスになるのに、エルマジーとかエルメスですもの、フランス語の発音は難しいです。

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