Rolleiflex Originalヘリコイド修理

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ローライフレックス・オリジナルを入手後、120フィルム(117に改造)を約20本撮影したところで故障。レンズボードが斜めに繰り出され、撮影用のレンズが後ろに下がることになり、結果として後ピンになりました。レンズボードが三本のビスで止められています。このうち下方の一本が緩んでいます。

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ビスを緩めて分解してみると、ローライフレックスのピント合わせ機構が見えます。ラックアンドピニオンだと思っていたのですが、実際には小さなヘリコイド三個で駆動されていました。ビスが緩むとヘリコイドの一方の端が固定されなくなり、繰り出されなくなります。ビスの緩みが致命的な問題だったわけです。

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小さいなヘリコイドの先端には切り欠きがあります。これをレンズボードにひっかけて固定しているようです。

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レンズボード側には溶接で小さな突起が作られています。ここにヘリコイドの切り欠きを引っかけることによりヘリコイドとして機能します。ビスが緩むとヘリコイドとして機能しなくなります。

上方のビスが緩むとピント合わせができなくなり、すぐに気づきます。ところが下方のビスだけが緩むと、ピント合わせはできるが、撮影用のレンズは繰り出されないために後ピンになるという現象が起こります。下方のビスは一本なので緩みやすいようです。これは現像してみるまで分かりません。