Steinhail in Munchen Patent Lens

中将姫光学からシュタインハイルのレンズのテスト依頼。焦点距離約200mm, F約4.0。このスペックからペッツバール型を予想したのですが、開けてみるとアプラナット型。

s3

s5

s4

Steinheilが特許を取ったAplanatはF7.0程度ですので、F4.0のAplanatは一般的ではありません。非常に珍しいレンズだと思います。Vade Mecumを見ると、次の記述があります。

Portrait Aplanat (sale ? 1875, Patent 1874) f3.2 Two forms were made, in 1874 and 1875 but both are scarce as they were replaced by the next item. (これ以外該当する可能性のあるレンズの記載はありません)

Portrait Antiplanet (1881) f3.8 or f4 This lens is actually an ‘improved’ Petzval with a 2+1+1 layout. (スペック的には近いのですが、2+2型なので、これではないと思います。)

s1

このレンズは明るい代わりに狭角で、4×5をぎりぎりカバーできるかできないか、という程度です。

s2

座金が失われているので、薄いベニヤ板に円切りカッターで小さめの穴を空けてねじ込み。最初にねじ込むときは力がいりますが、二回目からは軽く脱着できます。