CC Harrison

C.C Harrison New York 9650

中将姫光学から改造依頼のあったC.C. Harrison社のペッツバールレンズ。製造番号から1863年(文久三年)頃にニューヨークで製造されたと分かります。

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非常にきれいな刻印です。

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普通のペッツバール型のレンズです。ラックアンドピニオンギヤが今でもスムーズに動きますので、これでピント合わせできます。今回はヘリコイドを使わずにEOSマウントに改造しました。

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部品はジャンクのレンズから取り出したEOSマウント付の筒と、アルミのアングルから切り出した小さな金具3個。

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これらをビスで接続して改造完了。

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最後にアダプタ部分に化粧革を巻き、革でキャップを製作。左手でピント合わせができるように調整しました。

「CC Harrison」への3件のフィードバック

  1. ギヤがスムーズですので、グリスアップは不要だと思います。
    HBHもCCHもドイツのものもイギリスのものも、ペッツバール・レンズはよく似ています。気のせいかフランスだけ違うような気がします。憶測ですが、ペッツバールレンズの製造装置一式を売るメーカーまたは商社があって、同じ装置一式を使う工場で作られたペッツバールはよく似ているような気がします。

  2. 今回もすばらしい改造をありがとうございます。
    ラックアンドピニオンのみの焦点調節は新機軸ですが、ギア部分をグリスアップするなどした方がよさそうですね。
    Holmes, Booth & Haydensと最初期の2大アメリカレンズメーカーのペッツバールをようやく手に入れることができましたが、性能ではどうだつたか気になっています。
    一説では、HBHよりもCCHの方が高性能だったと聞きますし、CCHはグローブレンズで名を馳せた会社でもあるので格上感はあります。
    しかし、わたしの所有するHBHの描写性能はともにすばらしいので、今回のCCHがそれを凌ぐとも思えません。
    互角のライバル関係だったのではと思うことにします。

    ところで、美しい刻印を見て気付いたのですが、HarrisonのSの文字がとても縦長で、RossがRofsに見えるのと同じです。
    当時、何かの理由があって、Sは上下に長い飾り文字にしていたということのようです。
    それともHarrifon(ハリフォン)というニセモノ?

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